出版社内容情報
硬質な透明感と静謐さの漂う筆致で青春の焦燥を描き、42歳で急逝した野呂邦暢の、初期短篇を含む5篇を集成。
「言葉の風景画家」と称される著者が、硬質な透明感と静謐さの漂う筆致で描く青春の焦燥。生の実感を求め自衛隊に入隊した青年の、大地と草と照りつける太陽に溶け合う訓練の日々を淡々と綴った芥川賞受賞作「草のつるぎ」、除隊後ふるさとに帰り、友人と過ごすやるせない日常を追う「一滴の夏」――長崎・諫早の地に根を下ろし、42歳で急逝した野呂邦暢の、初期短篇を含む5篇を収録。
内容説明
「言葉の風景画家」と称される著者が、硬質な透明感と静謐さの漂う筆致で描く青春の焦燥。生の実感を求め自衛隊に入隊した青年の、大地と草と照りつける太陽に溶け合う訓練の日々を淡々と綴った芥川賞受賞作「草のつるぎ」、除隊後ふるさとに帰り、友人と過ごすやるせない日常を追う「一滴の夏」―長崎・諫早の地に根を下ろし、四十二歳で急逝した野呂邦暢の、初期短篇を含む五篇を収録。
著者等紹介
野呂邦暢[ノロクニノブ]
1937・9・20~1980・5・7。作家。長崎県生まれ。長崎県立諫早高校卒業後、職を転々とし、1957年に佐世保陸上自衛隊入隊。65年、「ある男の故郷」にて第21回文學界新人賞佳作。73年に発表した自らの自衛隊員としての体験を基にした作品「草のつるぎ」で第70回芥川賞受賞。地元諫早市を舞台にした小説・随筆を数多く残したが、心筋梗塞により42歳で急死した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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yumiha
大粒まろん
ぼっせぃー