内容説明
エジプトの王を基軸とする世界像は、イエスの死をもって転倒した。変遷のプロセスとして、メソポタミア文明、出エジプト、古代ユダヤ教、第二イザヤを接続し、思想・表現の類似性と根本的な差異性をとらえる。両極に屹立する神々をとおして、世界史の意味を問う。
目次
序章 古代オリエント世界像からの脱出―ピラミッド・テキストおよびマタイ福音書における「神の子」と「王」の規定を素材にして
第1章 ピラミッド・テキストの分析
第2章 ハムラビ法典と神話
第3章 モーセと出エジプト
第4章 ウェーバー『古代ユダヤ教』との対話
第5章 第二イザヤと出バビロン
終章 原始キリスト教の成立―イエス・キリストの系図について
著者等紹介
磯部隆[イソベタカシ]
1947年神奈川県藤沢市生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士課程修了。ハーバード大学客員研究員を経て、名古屋大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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