らくらく本<br> 京都の闇―本当は怖い「平安京」観光案内

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京都の闇―本当は怖い「平安京」観光案内

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062953078
  • NDC分類 210.36
  • Cコード C0021

出版社内容情報

初めて明かされる「京都」創世記。渡来人の都だった平安京の名所を辿り、「雅」の後ろに隠れた京都の化けの皮を剥ぐ歴史観光ガイド

京都に残る歴史の痕跡の中に、日本人の正体を解き明かすヒントが隠されていた!
京都は旧国名ヤマシロ(山城、山背)。ヤマシロとはヤマウシロ、すなわち「ヤマトの後ろ」を指す、大和(奈良)のダークサイドである。
794年、桓武天皇は長らく都をおいた大和の地を捨て、京都に遷都する。平安京は新羅系・秦氏の土地に建てられた百済系・藤原氏の都だったが、大陸からの組織力を背景に平城京から都を奪い去る。そのため、京都に祀られる神社はほとんどが渡来系なのだ。
平安京の歴史は、日本人が藤原氏の呪縛から解き放たれるまでの、長い苦難の道である。

第一章「雅な京都」はいかにして誕生したか
 なぜ、古墳時代は京都から始まらなかったのだろう
 ヤマト(奈良)は「西に突き出た東」だった
 ヤマト黎明期、南山城の争乱
 宇治で起きていた古代史の悲劇
 大切だった巨椋池の水利
 山城(京都)から多くの女人が天皇に嫁いでいる
 ガマガエルの移動と長岡京遷都
 なぜ、山城が都に選ばれたのか
第二章 平安京と渡来人の雄・秦氏
 京都のヘソ
 六角堂で聖徳太子に出会った親鸞
 秦の始皇帝と秦氏のつながり
 松尾大社のすがすがしさ
 太子信仰を広めたのは秦氏か
 不思議な広隆寺の本尊
 秦河勝を支点にカラクリが回っていた 
 山背大兄王は「京都の皇子」か
 蚕ノ社の三柱鳥居の意味するもの
 奇祭・牛祭りとユダヤ
 平安京に祀られる神社はほとんどが渡来系
 百済系の大刀契がなぜ天皇家のレガリアになったのか
第三章 呪い、呪われた平安京の悲劇
 私鉄に無視されるJR京都駅
 丑の刻参りで名高い貴船神社
 なぜ安倍晴明が求められたのか
 空海は「鬼を退治する鬼」だった
 平城京から天皇を追い出した氷上川継の乱
 奈良朝末期の争乱は藤原四家の内紛
第四章 現代に残る平安京の裏事情
 百人一首と嵯峨野の「裏」
 愛宕山の天狗と空海の正体
 聖徳太子や物部氏とつながる大原の里
 大原と八瀬の人は別世界の住民か
 秦河勝は祟る鬼だった
 秦氏の蛇塚古墳の封土が失われた意味
 なぜ秦河勝は播磨に逃げたのか 
 「蘇我入鹿の乱」は蘇我入鹿暗殺事件か?
 秦氏は新羅系だから差別されたのか
 白山信仰と秦氏
 芸能の民と差別
 後戸の神の怖ろしさ
終章「東」に復讐された平安京
 京都東インターを下りると、そこは藤原氏の巣窟
 清水寺と坂上田村麻呂
 征服者・田村麻呂はなぜ東北で嫌われていないのか
 蝦夷征伐をはじめたのは藤原政権
 大伴氏は東北蝦夷とつながっていた?
 藤原氏全盛期に東の復讐が始まった
 藤原氏の呪縛から逃れようともがいた天皇家

【著者紹介】
1959年、千葉県柏市に生まれる。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史研究を始める。1991年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(フットワーク出版、のちワニ文庫)でデビュー。以後、新たな視点から古文書を読み解き、深い洞察と大胆な推理に支えられた著作を数多く発表している。その他の著書に『百済観音と物部氏の秘密』(角川学芸出版)、『出雲大社の暗号』『東大寺の暗号』『伏見稲荷の暗号 秦氏の謎』(以上、講談社)、『百人一首に隠された藤原定家の暗号』『なぜ古代史は、悪党を英雄にすりかえたのか?』(以上、廣済堂文庫)、『遷都に秘められた古代天皇家の謎』『日本を不幸にした藤原一族の正体』(以上、 PHP文庫)、『蘇我氏の正体』『古事記の禁忌 天皇の正体』(以上、新潮文庫)、『「天皇家」誕生の謎』『伊勢神宮の暗号』(以上、講談社+α文庫)などがある。

内容説明

初めて明かされる「京都」創世記―平安京は“渡来人の都”だった!京都は旧国名ヤマシロ(山城、山背)。ヤマシロとはヤマウシロ、すなわち「ヤマトの後ろ」を指す。大和(奈良)のダークサイドである。七九四年、桓武天皇は奈良を捨て、京都に遷都する。平安京は新羅系・秦氏の土地に建てられた百済系・藤原氏の都だった。京都に残る歴史の痕跡=観光名所をめぐり、婉曲で排他的な“京都の流儀”の深層と“日本人の正体”を解き明かす!

目次

第1章 「雅な京都」はいかにして誕生したか(なぜ、古墳時代は京都から始まらなかったのだろう;ヤマト(奈良)は「西に突き出た東」だった ほか)
第2章 平安京と渡来人の雄・秦氏(京都のヘソ;六角堂で聖徳太子に出会った親鸞 ほか)
第3章 呪い、呪われた平安京の悲劇(私鉄に無視されるJR京都駅;ピンポイントで恨みを晴らした菅原道真 ほか)
第4章 現代に残る平安京の裏事情(百人一首と嵯峨野の「裏」;愛宕山の天狗と空海の正体 ほか)
終章 「東」に復讐された平安京(京都東インターを下りると、そこは藤原の巣窟;涙が出てくる清水寺 ほか)

著者等紹介

関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市に生まれる。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史研究を始める。1991年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(フットワーク出版、のち晋遊舎)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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