出版社内容情報
まことしやかに囁かれる都市伝説「猫殺し13きっぷ事件」に巻き込まれた7人は、最果ての地――異世界に飛ばされてしまった!?<都市伝説>を信じて猫殺し事件を企てた同級生、和久田悦史が行きたかったこの場所は、「現実」よりも過酷な世界だった。あの日から5年、言葉も通じない土地に飛ばされた長谷川歩巳は、過酷な労働を強いられ心を殺して生きる毎日に慣れはじめていた。しかしかつての級友、魚住二葉との再会で笑顔とともに閉じ込めていた記憶が溢れ出す。二葉が語る世界の秘密を紐解く人物の存在とは?
石川 宏千花[イシカワ ヒロチカ]
著・文・その他
内容説明
“都市伝説”を信じて猫殺し事件を企てた同級生、和久田悦史が行きたかったこの場所は、「現実」よりも過酷な世界だった。あの日から5年、言葉も通じない土地に飛ばされた長谷川歩巳は、過酷な労働を強いられ心を殺して生きる毎日に慣れはじめていた。しかしかつての級友、魚住二葉との再会で笑顔とともに閉じ込めていた記憶が溢れ出す。二葉が語る、世界の秘密を紐解く人物の存在とは?
著者等紹介
石川宏千花[イシカワヒロチカ]
『ユリエルとグレン』で第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nyah
44
長谷川歩巳は【猫殺し13キップ】により異世界の惑星ランダ・シーに飛ばされ、ドムドム建設の親方に拾われ、言葉もわからない中過酷な労働環境で逞しく成長した。 元クラスメイトを探していた魚住二葉と出会い、この状態に諦めていた気持ちに揺れが生じる。そして謎の人物に襲撃され、骨折する。そして岩田波留斗と二葉が迎えに来て、ペダックを作るビネと、自分の昔を見るようだったレスを置いて惑星キュアへ。糸川音色にも会い、二葉が(あの人)という社長が二葉、波留斗、歩巳を連れて話があると。何か知っていそうで。やはり野依はでない。2022/01/22
すい
34
異世界の飛ばされた先で、それぞれの時間を過ごした仲間たち。環境に恵まれた者、恵まれなかった者に別れてしまったことが切ない。恵まれた者は仲間を探そうとする意欲も湧くが、恵まれなかった者は簡単に流されようとしている。地味に面白い。続きが気になるし、YAで姉妹編があるとのことなので、そちらも読みたい。2017/12/08
ダージリン
17
歩巳を中心にストーリーが大きく動きました!歩巳が体験してきたこと、読ませます。そして全員じゃなくても再会シーンは嬉しい。2017/05/25
かわゆきか
16
それぞれの人生を歩んでからの感動の再集結だけど、中身が見えてこないのでもどかしい。歩巳以外ほぼ進展無しだし。謎の小学生社長の登場で、次巻は進展するのかな?あと、少年Nとやらの話は読んだ方がいいのか?2017/06/08
秋良
14
リンク作品を先に読んだ方が良い気が薄々しつつも、読み始めちゃったしこっちから読んでいく。明るくお調子者だった少年が過酷な労働を経て、寡黙な青年になるまで。異世界で得た繋がりはかりそめのものかもしれないけど、心の結びつきは本物だと思いたい。エースに心酔する二葉、友好的なハルトと反対に警戒する歩巳。杞憂で終わるのか過酷な環境で鍛えられた野生の勘が働いてるのか気になるところ。2023/03/09