出版社内容情報
この犯人は、神の目を欺く。これぞ本格! 稀代のトリックメーカーが描く至高のミステリ!!名探偵の遺伝子を守るため、兄妹は不可能犯罪に挑む!
世界経済の鍵を握るホームズ遺伝子群。在野に潜む遺伝子保有者を選別・拉致するため、不可能犯罪を創作する国際組織――「機関<シンクタンク>」。保有者である妹・七海と、天野直人は彼らが仕掛けた謎と対峙する!
強酸性の湖に立てられた十字架の謎。密室灯台の中で転落死した男。五百メートルの距離を一瞬でゼロにしたのは、犯人か被害者か……。
本格ミステリの旗手が挑む、クイーン問題&驚天動地のトリック!
第1話 強酸性湖で泳ぐ
第2話 争奪戦の島
第3話 象になる罪
あとがき
似鳥 鶏[ニタドリ ケイ]
著・文・その他
内容説明
世界経済の鍵を握るホームズ遺伝子群。在野に潜む遺伝子保有者を選別・拉致するため、不可能犯罪を創作する国際組織―「機関」。保有者である妹・七海と、天野直人は彼らが仕掛けた謎と対峙する!強酸性の湖に立てられた十字架の謎。密室灯台の中で転落死した男。500mの距離を一瞬でゼロにしたのは、犯人か被害者か…。本格ミステリの旗手が挑む、クイーン問題&驚天動地のトリック!
著者等紹介
似鳥鶏[ニタドリケイ]
2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
106
御子柴その2。連作短編集。保有者の保護に成功したり、舞台が広がっていきそうな終わり方で次作以降が楽しみに。でも葵ちゃんはどうなった?。ちなみに頭脳チャレンジ別解みつけても自分は保有者じゃないですよwww。2017/08/02
NADIA
84
またやってしまった。全後編の後編の方を先に読んでしまった。どうもなかなか入り込めないと思ったけど、「あとがき」を読むまで全く気付かなかった・・・。「ホームズ遺伝子群」などという天才症が出てくる割には、物語は粛々と進んでいく。期待のお笑い要素はかなり低め。余談だが、巻頭の頭脳チャレンジは3問中2問が正解だった。その部分が一番楽しかったかな。2017/11/29
papako
78
シリーズ続けて。SD事案にも慣れてきた天野兄。だからこそ、いろいろ起こるわけで、今回もいろいろ悩んで頑張る。ほんと、こういう主人公書かせると似鳥さんは上手いなぁ。なんかイラッとさせてくれます。ますますトリックも冴えて?きて、バリエーションも出てきて楽しめた。頭脳チャレンジ、やっと2問解けた!そして、シチュエーションパズルって言うんですね~、初めて知りました。全然分からないけど。シリーズの決着のつけ方、楽しみです。2018/10/30
さばかん
74
ラテラル・シンキングほんと半端ないっす……。 名探偵が背負う十字架をテーマにしてて、なかなかに面白かった。 トリッキートリックについてはまぁ……そんなの分かるわけって……。2017/01/31
hirune
73
あら、第2弾なんですね。執事兼運転手兼狙撃手ってエラくカッコよくないですか?(≧∀≦)しかも2話目の舞台は三浦半島で私の半地元で馴染み深い。そして似鳥さんフィギュアスケートファンなのかしら?幸村さんの話題がこれまた馴染み深い♡でもプルさん いつも肉じゅばん着てるわけでは…^^;機関もねぇ、わざわざ殺人事件を起こさなくてもVRとかで擬似体験させて覚醒させられないのかなぁ?殺される人はたまらないなぁ。。あとがきは相変わらず楽しいですが、字が小さいですよ!思わず虫眼鏡を用意しようかと思った…☆2017/06/06