出版社内容情報
特殊捜査能力を持つトイプードルの天才警察犬メグレが、怪事件の謎を解く!迷宮入りかと思われた難事件を解決に導くのは――現場に残された“殺意の匂い”を嗅ぎ分ける、トイプードルの警察犬・メグレ!
メグレと行動を共にする警察犬訓練士・早乙女俊介は、連続する不審死事件に巻き込まれていく。
プロローグ
第一章
第二章
エピローグ
七尾 与史[ナナオ ヨシ]
著・文・その他
内容説明
冬の山中で神隠しのように姿を消した一人の少年。誘拐か、殺人か―。事件性が疑われはじめ、容疑者として浮上したのは少年の父親だった。本庁の警察犬が足跡を掴めない中、“殺意の匂い”を嗅ぎ分けることができるトイプードルのメグレだけが、事件の意外な真相を指し示す。訓練士の早乙女俊介と刑事の佐倉綾香が辿り着く、十年前に起きた謎多き児童誘拐事件との関係とは!?
著者等紹介
七尾与史[ナナオヨシ]
1969年、静岡県浜松市生まれ。第8回「このミステリーがすごい!」大賞で最終選考に残った『死亡フラグが立ちました!』(宝島社)で2010年7月にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
79
トイプー警察犬メグレその2。長編のせい?でメグレの活躍シーン少ないのが残念でしたが、事件の謎はイイ感じで楽しめました。2019/09/01
papako
73
シリーズ続けて。良かった!今回は疑われた親しい人たちが無罪だった。メグレくんのしっぽはすごいなぁ。伊野瀬と飛雄馬くんに振った時はドキッとしたし。でも、お父さんに振らなかったし。過去の事件は辛すぎるけれど、解決して良かった!久保田と佐倉はいいコンビになったし、メグレくんはかわいいし、まだ続くよね。2019/03/29
aquamarine
68
辛口です。実在の男児置き去り事件をそっくり下敷きとしているのですが、まだ記憶に新しい今、読むのはとても嫌なものでした。メグレは前作同様で早乙女とのコンビもとてもいい感じです。別作品のリンクも楽しい。だからこそまるで現実の事件にちょっとくっつけただけ、みたいなストーリーは引いてしまいました。しかも過去の事件との絡み、解決へ至る証拠なども、かなり偶然で雑な気がします。手抜きだとは思いたくないですが。メグレの元飼い主の事件とかどうなっちゃったのかな。次作も読みますから今度は期待を裏切らないでほしいです。2016/12/28
きさらぎ
51
プロローグの誘拐事件がどうなったのか?気になりつつも、綾香と久保田の軽妙なやりとりにクスッとしながら読み進めていくと、意外や意外。結構本格的なミステリになってる!飛雄馬くんの事件は今年実際にあった出来事そのままだけど、うまくアレンジしてるなぁ~ そして七尾さん、着々とサーガを築きつつある…。他のシリーズに登場した名前が出てくると一気にテンションが上がる!メグレのお茶目なシーンも可愛い。2016/10/05
momi
48
シリーズ第二弾!犯人の臭気を嗅ぎ分けるトイプー警察犬「メグレ」前作はただ可愛いだけだったけど、第二弾では実際にあった事件を題材にして描かれています。前作より面白くなったこのシリーズ。かるくサクサク読めていい感じになっています!2016/10/09