出版社内容情報
大切な人を救うため、何度でも時を超える――。切ない青春タイムリープ・ミステリ四部作の第二弾!愛する人を救えなければ、強制的に過去に戻され、その度に親友や家族が一人ずつ消えていく。自らがタイムリーパーであることを自覚した綜士は、失敗が許されない過酷なルールの下、『時計部』の先輩・草薙千歳と、不思議な同級生・鈴鹿雛美と共に、理不尽なこの現象を止めるため奔走を始める。三人が辿り着いた哀しい結末とは!? 新時代のタイムリープ・ミステリ、待望の第二幕!
第六話 いつか誰かにこの声が
第七話 生まれた意味を知るような
第八話 君に赦されたいと願えずに
第九話 今はもういない友達を
第十話 この雨さえ痛くもないなら
あとがき
綾崎 隼[アヤサキ シュン]
著・文・その他
内容説明
愛する人を救えなければ、強制的に過去に戻され、その度に親友や家族が一人ずつ消えていく。自らがタイムリーパーであることを自覚した綜士は、失敗が許されない過酷なルールの下、『時計部』の先輩・草薙千歳と、不思議な同級生・鈴鹿雛美と共に、理不尽なこの現象を止めるため奔走を始める。三人が辿り着いた哀しい結末とは!?新時代のタイムリープ・ミステリ、待望の第二幕!
著者等紹介
綾崎隼[アヤサキシュン]
2009年、第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し、『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
140
第2幕からは初読。物語の展開がいよいよスピードアップ。あくまで日常の世界での出来事として、タイムリープが描かれていることにリアルさを感じた。ラストに近づくにつれて切迫感が増大。ここまでスリルを感じる作品だとは思わなかった。そして衝撃的な第11話。何とこんな秘密が隠されていようとは。これこそ、求めていた時間SFだという予感でいっぱい。第3幕に大いに期待中。2016/11/11
さばかん
106
恐るべき新事実。 悲劇的な真実。 四部作の二作目なのだから、一件落着とはいかないだろうとは思ってはいたが、まさかこんなどん詰まりで行き詰まりな現実を受容する覚悟はできていなかった。 無限ループって、めっちゃ怖い……。2016/10/16
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
85
幼馴染の自殺を止めるため、タイムリープを繰り返す綜士。綜士を助ける、変わった先輩、千歳。そして自身もタイムリーパーである雛美。5回目のタイムリープをが失敗に終わり、総士の周りからまた人が一人消滅した。6回目、総士は千歳を頼り、何かを隠している雛美を調べるも、真相は掴めない。だが、なんとか幼馴染の自殺、雛美の片思いの相手の死は止められた。しかしその直後に起こる時震。巻き戻される時間。その先では、6回目の記憶が残らないというのに…。2016/05/17
のっぱらー
72
第二幕では一気に話が急展開。綜士と雛美の二人のタイムリープの関連、そして第3のタイムリーパーの存在が明らかに。物語はもう何順目になるかわからないタイムリープを迎えるとともに第三幕へ。もう早く次が読みたくてたまりません!2016/03/06
ゆき
66
第一幕のラストに衝撃を受けて、待ち望んでた第二幕。一気読みでした。タイムリーパーであることを自覚した綜士と協力してくれる先輩と同級生の3人で理不尽な現象を止めるために奔走する。段々分かってきたタイムリープの残酷なルール。ずっと一人で戦ってきた芹愛。それは、どんな途方もないことだったんだろう。そして、また衝撃のラスト。第三幕が楽しみです。あの日、あの時、あの場所に戻って、もしもあの瞬間をやり直せたなら。もう二度と間違ったりはしないのに。そう思ったことは、何度かある。2016/02/20