出版社内容情報
藤原 緋沙子[フジワラ ヒサコ]
著・文・その他
内容説明
「押し込みをやる悪い奴らの情報がある」食い詰めて、見届け人になりたいとだるま屋を訪ねた大店の息子・巳之助。生き別れの母との再会を願い、紙問屋で下働きする巳之助は、伊織が探索する、世間を震撼させた悪党一味につながっていた。伊織、けじめの「見届け」と母子の悲縁を描く、感涙のシリーズ完結巻。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。小松左京主宰の創作教室「創翔塾」出身。2013年、「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代小説作家クラブ・シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
40
再読。シリーズ完結編。伊織とお藤はそれぞれの立場を理解してそれぞれの方向に進んでいく。表題作は青春小説の締めという雰囲気が良かった。伊織が実家に戻って兄に協力する場合も「だるま屋」は情報源として強い味方になるような気がする。2019/08/28
ベルるるる
21
伊織とお藤がきちんと自分の立場を理解して別の道を前向きに歩いて行こうとする大人の態度は読んでいて気持ちよかった。2019/05/05
ひさか
6
2018年5月講談社文庫刊。書下ろし。シリーズ8作目。見返り川、晴嵐の2編を収録。待ちに待った最終巻ということで、ドキドキしながら読みました。なるほどこうなるかと、納得できないような、しかし、まあ落しどころかなと思います。2018/09/13
藤よい
4
久々の見届け人シリーズ。最終巻でしたが、あっさり終わってしまいました。2019/09/13
ひろたけ
3
見届け人完結編だった ☆42018/08/23