講談社文庫<br> 因果―百万石の留守居役〈9〉

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講談社文庫
因果―百万石の留守居役〈9〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062936880
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

婚約者の琴の待つ金沢を目前に、藩主綱紀以下お国入りの一行は危地に陥る。襲撃者の一団に立ち向かう数馬だが。加賀藩領内に入り、お国入りの一行がほっとしたのもつかの間、高岡の名刹瑞龍寺境内で、襲撃者が藩主綱紀を狙う。道中交渉役をはたしてきた数馬が、応戦するのだが……。そして数馬を待つ琴のいる金沢でも、きな臭い動きが。そして数馬に下された新たな使命とは? 留守居役の数馬に休む間なし。大好評シリーズ、待望のお国入りの第九巻!

第一章 両家の都合
第二章 守りの寺
第三章 お国入り
第四章 それぞれの覚悟
第五章 仮祝言


上田 秀人[ウエダ ヒデト]
著・文・その他

内容説明

お国入りの一行は加賀藩領内に入り、婚約者琴の待つ金沢を目前にした高岡の名刹・瑞龍寺で、藩主綱紀に襲撃者たちが襲いかかる。藩士を励まし応戦する数馬に、「加賀の闇を見せる」と綱紀は決めた。琴との婚姻も、そのひとつなのか。休む間もなく数馬には、越前松平家を探る新たな命が下される。

著者等紹介

上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。’97年小説CLUB新人賞佳作。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目を集める。講談社文庫の「奥右筆秘帳」シリーズ(全十二巻)は、「この時代小説がすごい!」(宝島社刊)で、2009年版、2014年版と二度にわたり文庫シリーズ第一位に輝き、第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞。歴史小説にも取り組み、『孤闘 立花宗茂』(中公文庫)で第16回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とし

87
百万石の留守居役「因果」9巻。国元に帰ってきた数馬さん、本人の知らぬ所で藩主綱紀と家老政長との思惑で又々新たな使命が下るし、やっと琴と婚姻するもどう見ても琴の意のままですよね、次巻はビシッと決め手欲しいですね。2017/09/22

ジュール リブレ

35
綱吉の頃の江戸時代。幕府の威光は高く、歯向かうことなど許されないこの時代を描かせたら敵う人なしの上田秀人さん。本作は加賀藩・前田家の内情を書いてますが、シリーズ9冊目の本作は少し中だるみか?いやいや、それとも次回に向けた仕込みなのか。そう思いたい。初読の頃の感動が大いなるマンネリに変わりつつある印象なのだけれど、その安定感を打ち破る次作に期待したい。2017/07/31

Koning

34
ということで参勤も終わり加賀へ帰還!というところでようやく祝言か?という個人ベースの話と相変わらず幕府との関係と周辺の藩の関係が〜という展開。しかし、因果に囚われたかのような何かが次々とってところでのこのタイトルなんでしょね。2017/07/08

さく

21
数馬は越前福井藩に。加賀藩江戸屋敷には武田法玄一味が。佐奈も狙われている。数馬はこの難局を乗り切れるか。仮祝言を交わし琴を娶った。加賀藩のため、数馬は示された道を進む。琴の活躍も楽しみ!2021/06/04

ガットウ

19
★★★3.7点。やっと数馬と琴姫が出会えて、本巻は楽しく読めた。しかし、又離れ離れになっちゃうんだろうか。2023/07/05

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