出版社内容情報
2013年に発表された全ての短編推理小説の中から、最も優れた10作品を選出。本書は、そのうち、Loveが鍵となる5編を収録。2013年に発表された全ての短編推理小説の中から、最も優れた10作品を選出。本書は、そのうち、Loveが鍵となる5編を収録。
森晶麿「人魚姫の泡沫」
本多孝好「言えない言葉」
西澤保彦「恋文」
東川篤哉「春の十字架」
薬丸岳「不惑」
日本推理作家協会[ニホンスイリサッカキョウカイ]
編集
内容説明
古い蔵書に挟まっていた謎の手紙。かつてのルームメイトの“ほんとうの想い”を、孫娘と共に解読する、西澤保彦「恋文」。今も寝たきり状態にある、婚約者だった女性の仇を討とうとする男。しかし、彼の真の動機は意外なところに。苦い読後感が心を揺らす薬丸岳「不惑」。ほか、とびきりの恋愛ミステリー全5編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピロ麻呂
44
loveよりmystery多めかな(^^)薬丸岳さんのがおもしろかった♪2017/11/15
らび
22
本多さんと薬丸さんは既読してましたが、再読でも面白かったです。結構忘れちゃってるので。正直他3篇はどうもイマイチ・・。2017/12/10
bibi
18
薬丸岳さん以外は、初読。「春の十字架」は、なんと安楽椅子探偵だった。気軽に読めるので、今度東川篤哉さんを読んでみよう。薬丸岳さんの「不惑」に、夏目刑事が登場し、「わぁ~~」と思ったら、以前読んだことがあったものだったことに、読み終わってから気がついた。あははっ。2018/03/14
かおりん
17
「恋文」古い本に挟まっていた封書。祖母の秘密と謎にせまる孫娘の推理が見事。ルームメイトの女性の心情を理解するのは難しいけどよく出来た話だった。「春の十字架」天窓から磔死体を入れるトリック、まさに密室ミステリー。「不惑」薬丸岳のこれが目当てだったけど既読だった。寝たきりの婚約者だった女性の仇を討とうとする男に夏目が気付く。真の動機は意外なところにあった。2018/12/15
はぎはぎ
5
恋をテーマにした、書き手の異なる5編のミステリー短編からなる。テイストはバラバラでピンとくるものもそうでないものも。こういうタイプの本は結構当たりはずれのある印象がある。この中では西澤保彦「恋文」がよいかな。2021/04/14