講談社文庫<br> M博士の比類なき実験

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講談社文庫
M博士の比類なき実験

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062936316
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

天才医師と妖艶な美女が“密室”で繰り広げるサスペンス。大ヒット「黒猫シリーズ」の著者が挑む、傑作孤島ミステリー!報酬1000万の全身整形手術、
ただし元の姿には戻れない

人生に絶望していた「僕」は生まれ変われるはず、だった……。

「黒猫シリーズ」の著者が挑む、傑作孤島ミステリー!


人生に絶望していた「僕」は、新しい「自分」を手に入れるために、治験モニタ人材バンクのサイトにあった異様な募集に応募し、O島に向かった。瀬戸内海に浮かぶO島は、近年まで〈鬼〉が出ると噂され、周囲の住民も近づくことのない孤島だったが、東京から姿を消した若き天才美容外科医のM博士が購入し、研究棟を建てて究極の「美」を追究していた。そこには、二人の美しい女と博士の婚約者・レイコがいた。「僕」の手術が成功したのも束の間、M博士の部屋から首のない死体が見つかる。博士を殺した〈鬼〉を自らの手で捕まえるべく、レイコは研究棟を〈密室〉にしていく。なぜM博士は殺されたのか、究極の「美」とはなんなのか。そして〈鬼〉とはいったい何者なのか。

プロローグ
I 島に着くまで
II O島、初日
III O島、10日目まで
IV O島、10日目午後10時半まで
V O島、10日目午後10時40分から午前0時まで
VI O島、11日目午前0時から午前2時まで
VII O島、11日目午前2時から午前4時まで
VIII 11日目


森 晶麿[モリ アキマロ]
著・文・その他

内容説明

報酬一千万の全身整形。人生をやり直すため、僕は若き天才美容外科医M博士のいる瀬戸内海の孤島を訪れる。待ち受けていたのは人智を超えた美女たちとの共同生活だったが、術後に博士の首なし死体が見つかり事態は一変する。綿密な思惑に満ちた緊迫のホワイダニット・ミステリー。

著者等紹介

森晶麿[モリアキマロ]
1979年静岡県生まれ。2011年に第1回アガサ・クリスティー賞を受賞した『黒猫の遊歩あるいは美学講義』に始まる「黒猫シリーズ」(早川書房)で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほたる

8
森先生節が炸裂。でも今までの作品ってどれも色が違う。これは黒猫に近いかな?割と驚かされた。もう一度読み直すと印象変わりそうなところがちらほら。ラストのページが印象的だった2017/04/14

なしかれー

6
美の話。M博士の執念というか、想いが強すぎる。達成困難な課題?を前に、迷わず進むことのできる狂気とも言える想いの強さ。課題の善悪はともかく、その想いが人間の美しさ(醜さ)の一端なのだなと思う。共感はまったくできないけど。2018/10/21

barcarola

4
事件の真相は想像がつきやすい。謎よりも、ある種の怖さを楽しむ作品。2022/06/04

はせ

4
なかなか不可解ですな。嫌いじゃないですけど。勝手な男だ・・・2017/04/30

YH

3
ミステリーとして読むと、そもそものトリックもあからさまだし、博士の手術も色々と無理があり過ぎるけれど、ミステリーのフリした美学論だと思うと博士の薀蓄はなかなか興味深い。でも美学に寄らず小さな日常の謎を扱っているくらいの黒猫シリーズとは出来栄えに差があり過ぎ。2017/12/22

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