出版社内容情報
人間であることと、人間でないことに、どんな違いがあるというのか? あらゆる前提を覆す、至高の百年シリーズ第2作!百年の間、外部に様子が伝えられたことのない宮殿より取材許可を得て、伝説の島を訪れたミチルとウォーカロンのロイディ。一夜にして海に囲まれたと言い伝えられる島には、座標システムも機能しない迷宮の街が広がり、かつて会った女性に酷似した女王がいた。あらゆる前提を覆す、至高の百年シリーズ第2作!
森 博嗣[モリ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
百年の間、外部に様子が伝えられたことのない宮殿より取材許可を得て、伝説の島を訪れたミチルとウォーカロンのロイディ。一夜にして海に囲まれたと言い伝えられる島には、座標システムも機能しない迷宮の街が広がり、かつて会った女性に酷似した女王がいた。あらゆる前提を覆す、至高の百年シリーズ第二作!
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年12月生まれ。名古屋大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
98
「生きているとは何か?」をSF的に且つ、ミステリーを交えて展開し、そして問うプロットがもう素晴やら楽しいやらでたまりません。2024/03/16
ソラ
42
新潮文庫版で読んでたけれどもメグツシュカが出てくる以外はさっぱり忘れていたので新鮮な気持ちで読了。Wシリーズと対になるのだろうか、どちらもウォーカロンが題材だし。Wシリーズはこれまであんまり読めてなかったけれどもこれを機に読んでみようかなと思う。2017/04/02
annzuhime
38
百年シリーズ2作目。一夜にして海に囲まれた伝説の島。そこに聳える宮殿。首を切られた僧侶。生きるとはどういうことなのか。人間とはなんなのか。なんか今回もすごく深い議論が交わされているけど、うまく説明できない。会話のやり取りがテンポよく進んで、みんな頭の回転が早すぎるなーと思ってみたり。なかなか手に取りにくいほどの長編だったけど、読みやすかった。次の3作目は奇書と言われる難題。さて、読めるかな。2024/02/27
ダケちゃん
29
百年シリーズ二作目! 百年密室よりかなり面白かった!トリック云々は例の如くどうでもよくなる展開だったけど、森作品を数十冊読んだ今となっては些末なこと( ̄^ ̄)笑 アクションシーンも多くて映像化出来そう!漫画化はされてるから機会あれば読みたい! メグツシュカ様は青い瞳とか研究とか真賀田博士と共通点あるけど本人なのかな(‥;)? 最終巻ちらっと見たけどミチルとロイディメインじゃないっぽいからこの二人とはお別れ(T_T)? S&MしかりVしかりベストマッチコンビがさらっといなくなる。。森作品のさだめなのか。。2019/07/08
えも
29
百年シリーズ2作目。ウォーカロンのロイディも、脳と体が別々のミチルも、人間とは何か、生命とは何かと、どんどん考え始めている。デボウ?との逢瀬ではクローンの尊厳も思索対象になって、もう大変。次作ではミチルとロイディに安らぎが訪れますように。2017/07/16