出版社内容情報
世界の名監督、小津安二郎と謎に包まれた“伝説の女優”原節子。『東京物語』などの名作誕生秘話と二人の知られざる“殉愛”を描く。世界に誇る名監督、小津安二郎。日本映画の巨匠の名作に多数出演し、圧倒的美しさと存在感で多くの人々を魅了しながら、突如42歳で銀幕を去った“伝説の女優”原節子。映画史に永遠に輝く二人の、知られざる“殉愛”とは? 小津作品の中でも頂点とされる紀子三部作、『晩春』『麥秋』『東京物語』をはじめ、数々の名作ゆかりの地を訪ね歩き、多くの関係者にインタビューして綴られた名作誕生秘話と“伝説の愛”。評伝の決定版。
プロローグ──パリの原節子
第一章 節子の誕生
第二章 紀子の季節 『晩春』(一九四九年)
第三章 忍ぶ恋 『麥秋』(一九五一年)
第四章 永遠の契り 『東京物語』(一九五三年)
第五章 孝子の季節 『東京暮色』(一九五七年)
第六章 秋子の季節 『浮草』(一九五九年)
第七章 喪服を着けて 『小早川家の秋』(一九六一年)
エピローグ──円覚寺の小津安二郎
あとがき
文庫版あとがき
原節子・小津安二郎 全作品年表
主要参考文献
西村 雄一郎[ニシムラ ユウイチロウ]
著・文・その他
内容説明
原節子と小津安二郎の“恋愛”は存在したのか?―この永遠の問いに答える評伝の決定版。数々の傑作を残しながら六十歳で世を去った巨匠と、彼に殉じ、四十二歳で銀幕を去った“永遠の処女”。『晩春』『東京物語』をはじめ、名作の地を訪ね歩き、多くの関係者に取材して綴られた名作誕生秘話と“二人の真実”。
目次
プロローグ パリの原節子
第1章 節子の誕生
第2章 紀子の季節『晩春』(一九四九年)
第3章 忍ぶ恋『麥秋』(一九五一年)
第4章 永遠の契り『東京物語』(一九五三年)
第5章 孝子の季節『東京暮色』(一九五七年)
第6章 秋子の季節『浮草』(一九五九年)
第7章 喪服を着けて『小早川家の秋』(一九六一年)
エピローグ 円覚寺の小津安二郎
著者等紹介
西村雄一郎[ニシムラユウイチロウ]
ノンフィクション作家、映画・音楽評論家。1951年佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、『キネマ旬報』パリ駐在員に。帰国後、映像ディレクターとして働く。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により佐賀新聞文化奨励賞を受賞。現在、佐賀大学で教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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