講談社文庫
誰も書けなかった「笑芸論」―森繁久彌からビートたけしまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062935678
  • NDC分類 779.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

笑いと共に生きる伝説の放送作家だから書けた!森繁からたけしまで、すべてを晒す「体験的笑芸論」待望の文庫化! 解説 宮藤官九郎「笑い」と共に生きてきた伝説の放送作家だからこそ、ここまで書けた!森繁からたけしまで、その伝説のすべてを晒す「体験的笑芸論」
第一章 「体験的・笑芸六〇年史」 
森繁久彌の横の家に生まれ、森繁氏の庭の柿を盗み、子犬まで捨ててしまった少年時代。日大落語研究会で森田芳光の先輩として飲み歩いた日々。塚田茂に弟子入りし、預けられた「ドリフ」の毎週続く地獄の会議。
森繁久彌、三木のり平、青島幸男、渥美清、林家三平、永六輔、古今亭志ん朝、森田芳光、立川談志、三波伸介、景山民夫、大滝詠一、坂本九
番外編 脱線トリオ、クレイジーキャッツ、コント55号、ザ・ドリフターズ を収録。

第二章 「ビートたけしと笑芸の夜明け」
「浅草にすげぇ奴がいる!」という噂を聞きつけ足を運んだ浅草で出会ったビートたけし。その出会いから伝説の「オールナイトニッポン」まで。笑いの歴史を塗り替えた瞬間を、その横で「バウ、バウ!」と目の当たりにした著者がすべて語る。

第三章 「東京の笑芸私史」
東京の笑いの中心・有楽町日劇ホール。戦後の「笑い」から現在の東京の「笑い」への系譜を、場所と出来事・人を縦横に繋ぎ浮かび上がらせた、私的笑芸六十年史。

解説 宮藤官九郎

誰も書けなかった「笑芸論」 森繁久彌からビートたけしまで
第一章体験的・笑芸六〇年史 
森繁久彌
三木のり平
青島幸男
渥美清
林家三平
永六輔
古今亭志ん朝
森田芳光
立川談志
三波伸介
景山民夫
大滝詠一
坂本九
番外編
 脱線トリオ、クレイジーキャッツ、コント55号、ザ・ドリフターズ
第二章 ビートたけし誕生
第三章 東京の笑芸私史
解説 宮藤官九郎


高田 文夫[タカダ フミオ]
著・文・その他

内容説明

森繁久彌の隣家で育ち、寄席で見た林家三平。小学校の卒業文集に「青島幸男になりたい」と書き、森田芳光と飲み歩いた大学時代。毎週続くドリフ地獄の会議と浅草のすげぇ奴“ビートたけし”との出会いから伝説のオールナイトニッポン誕生。“笑い”を生きた男がすべてを書いた、自伝的「笑芸論」の決定版。

目次

第1章 体験的「笑芸」六〇年史(森繁久彌;三木のり平;青島幸男 ほか)
第2章 ビートたけし誕生
第3章 自伝的「東京笑芸論」

著者等紹介

高田文夫[タカダフミオ]
1948年6月25日、東京都渋谷区生まれ。日本大学藝術学部卒業。放送作家の塚田茂に弟子入りし、その後、『スターどっきりマル秘報告』『夜のヒットスタジオ』『オレたちひょうきん族』などを手掛ける。1981年放送開始の『ビートたけしのオールナイトニッポン』は社会現象ともなった。1983年、立川談志の落語立川流Bコースに入門。立川藤志楼として真打に昇進した。1989年放送開始の『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』は現在も続く人気番組となっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツバメマン★こち亀読破中

24
東京の笑芸の生き字引、高田センセイが観てきた芸人たち。小学生のとき、森繁の家で柿や栗を盗んで本人に追いかけられた(笑)…なんていうエピソードからして、センセイの将来はもう決まっていたのですね!やがてたけしと運命的に出合い、オールナイトニッポン、ひょうきん族など今に繋がる笑いの革命を次々に起こしていく。後書きでクドカンが言うように、自分の笑いの嗜好はすべてセンセイの影響によるものだなと思いましたよバウバウ。2017/03/24

katoyann

19
有名な放送作家による芸能エッセイ。回顧録のような評論エッセイだろうか。隣近所に住んでいた森繁久彌からビートたけしまで、幅広い芸人が紹介されている。由利徹やてんぷくトリオなど、私が幼い時には大分歳を取っていたか、解散しているお笑い芸人の話は分からないところもあるが、面白く読めた。売れる前のビートたけしは、道端に落ちていたコロッケを食べるほど貧乏だったのだとか。彼が人気を博すきっかけは伝説のラジオ番組、「オールナイトニッポン」のDJを担当したこと。東京の芸人に関するエピソードが逐一面白い。2022/01/14

浅香山三郎

10
ひさしぶりの高田文夫さんの本。大衆藝能の時評シリーズもよいが、本書のやうな体験的「笑芸」60年史といふ、高田センセイと笑芸人たちとの交流を軸にした自伝と評伝を兼ねたものも楽しい。第3章は、自伝的「東京笑芸論」。大阪の笑いや、漫才ブーム以降は、しばしばまとめた本もあるが、東京について高田氏の子ども時代からの体験的回想は、そのまま通史的な意味合いもあり、時代感覚を得る上でも興味深い。高田氏が業界の人となつてからの、放送作家としての体験談も貴重な証言である。2019/09/09

けん

8
★2.52019/02/11

0607xxx

7
高田センセイによる芸論は、どれも楽しく気楽に読める。大病から復帰され、今でも早口で元気にラジオをやられている高田センセイには、まだまだ多くの芸論を語っていただきたい。2017/04/17

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