講談社文庫<br> 正妻―慶喜と美賀子〈下〉

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講談社文庫
正妻―慶喜と美賀子〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062934626
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

英邁と称えられながら、誰にも理解されなかった慶喜。妻と愛妾の目を通し、最後の将軍の真実を描く、完結編。著者、新たな代表作!徳川幕府崩壊――。
歴史の渦の深淵に立ち、夫婦は何を目撃したのか。

尊皇派と攘夷派の対立が深まり、
自ら上洛して幕府方の指揮を執る慶喜は、
「二心どの」と罵られ苦境に立っていた。
混乱の中、遂に将軍職に就いた夫と御台所になった美賀子。
鳥羽伏見の戦で敗走した慶喜の心中には、
日本の命運を左右する決断があった。
歴史の深淵に立ち会った女たちが語る幕末。
渾身の完結編。


2018年大河ドラマ『西郷どん!』の原作者が描く、
もうひとつの幕末ドラマ

京の慶喜
御台所へ
最後の戦
錦旗
逃亡
それから


林 真理子[ハヤシ マリコ]
著・文・その他

内容説明

尊皇派と攘夷派の対立が深まり、自ら上洛して幕府方の指揮を執る慶喜は、「二心どの」と罵られ苦境に立っていた。混乱の中、遂に将軍職に就いた夫と御台所になった美賀子。鳥羽伏見の戦いで敗走した慶喜の心中には、日本の命運を左右する決断があった。歴史の深淵に立ち会った女たちが語る幕末、渾身の完結編。

著者等紹介

林真理子[ハヤシマリコ]
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。’82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。’86年『最終便に間に合えば/京都まで』で第94回直木賞を受賞。’95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、’98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞、『アスクレピオスの愛人』で、第20回島清恋愛文学賞を受賞。小説のみならず、週刊文春やan・anの長期連載エッセイでも人気。直木賞など数多くの文学賞で選考委員を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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どぶねずみ

49
参考文献の数の多さに驚いたが、それを感じさせない人情に重みを置いたタッチ、公家側から見た慶喜と徳川家の没落は今までに読んだことのない角度から描かれていた。この時代も政略結婚が多く、慶喜の妻・美賀子もその一人だった。将軍にはならぬと言っていた慶喜が結局将軍職を継ぐことになった経緯から、政権を朝廷にお返しする苦悩、その後「日本一の裏切り者」と言われた裏に起こった真実。キーワードしか知らなかったことの物語が見えた。それでもまだ西郷が手のひらを返したことなどわからないことも多い。『西郷どん』読んでみようかな。2021/08/13

酔拳2

29
鳥羽伏見の戦いで、戦中に自分だけ江戸に帰った(逃げた)理由が本書の通りなら、あの選択は正解だったのかな。ただそれまでの慶喜の行動が自分大好きすぎるから、周りから勘違いもされるよね。美賀姫もお芳も慶喜に振り回され、恨むことも多かったと思うけど、人から悪く言われるのと、逆に守りたくなるという。自分で言うのはいいけど、他人に言われるのは嫌、てことは確かにあるね。将軍の頃は苦労したと思うけど、余生はかなり充実した生活で幸せだったようだ。美賀姫はどうだったんだろう。2022/06/02

ぱぴこ*2

15
面白かったし勉強になったな。さすが!真理子先生。幕末のわちゃわちゃから、余生を送る慶喜と美賀子のくだりまで、飽きることなく読了。お芳は好きになれない。美賀子の生きざまは立派でありました。今後の大河も楽しめそうです。渋沢栄一もちょこちょこ出て来たし。【図書館本:28】2021/04/17

ちびごん

15
全てに於いて自由な慶喜の真の正妻は美賀子だった。幕末維新の物語でも女性目線の、しかもあまり表に出ていなかった一条美賀子、お芳の二人側から描かれる。鳥羽伏見の戦いあたりから一気読み。「日本一の裏切り者」と言われた慶喜の真実。隠居しても女性を欠かさず側に置く。最後の最後に正妻としての美賀子になったのだと感慨深い。文句なく面白かった。2018/05/17

まつこ

14
兵たちを置いて慶喜が江戸に退却する場面、人柄としては好きになれないけど、読んでいては面白かった。美賀子は主役のわりにあまり出てこなかったけど、いつの間にか肝が据わってる~!これも夫婦の形なんでしょうね。2020/01/05

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