講談社文庫
口唇紋―警視庁北多摩署特捜本部

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062934534
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

資産家の娘が誘拐された。追跡していた北多摩署は、相模湖で犯人を取り逃がし4億円を奪われてしまう。相馬刑事の逆襲、なるか!?牛飲馬食ののんびり屋に見えて、独走捜査でぶっちぎるウマさんこと相馬刑事、粘りの人情派、カニさんこと蟹沢刑事ほか、個性派ぞろいの北多摩署の誇りをかけた捜査が始まる。作家釣部渓三郎が開田高原で親しくなった小夜子の娘麻美が誘拐されたという。4億円の身代金を工面できる資産家の小夜子を追跡していた北多摩署の面々だが、相模湖付近で犯人に4億円を奪われてしまう。人質は帰らない。周辺捜査から浮かび上がったのは!?

太田 蘭三[オオタ ランゾウ]
著・文・その他

内容説明

大失態!資産家の娘が誘拐された。身代金四億円を積んだ車を追跡していた北多摩署の面々は、犯人を取り逃がしてしまう。四億円は消え、娘は還らない。一方、蟹沢・相馬の名物コンビは銀行強盗が支店のガラスドアに残したローズ色の口唇紋を手がかりに、お得意の独自捜査を開始する。署の窮地を救えるか。

著者等紹介

太田蘭三[オオタランゾウ]
1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、同人誌「新表現」を経て、1956年、時代小説でデビュー。2012年10月逝去。享年83(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬ

12
☆3 読了はしたけどどうにも無理。知っている地名連発なとこは昂ったし「口唇紋」についてはほほぉとなったけどいろいろ不快。まず副題にもある北多摩署の一部警官とその友人の小説家が仕事の席でも猥談ばかり。自らの閨房事情を楽しそうに話す。二回り年下の半同棲状態の彼女がいながら知り合って間もない40代未亡人と肉体関係。気色悪い。人命がかかっている捜査中にどうでもいい茶々を入れる。後輩をしつこくからかう。うざい。1929年生まれの男性作家が2001年に書いたものだから仕方がないのかな。2025/10/04

尾塚

10
タイトルが面白そうだったので読んでみました。銀行強盗から誘拐事件そして最後は殺人事件に発展して。盛りだくさんのストーリー展開。唇の皺指紋のように個人が特定出来るって。キスマークで犯人が分かるのかなぁなんて。でも本作ではタイトルほどストーリー展開ではキーワードじゃないんです。ちょっとがっかり。まあ最後まで惹きつけるのはさすが。楽しく読みました。2016/10/18

もも

3
北多摩ということで、なんとなく馴染みのある土地の話なので手に取りました。裏高尾、歩いてみたくなりました。2019/11/18

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