出版社内容情報
ニザマの刺客により、マツリカは手話による「言葉」を封印されるも、一ノ谷とニザマ、アルディシュ三国間の緊張を解くべく出立する。深刻な麦の不作に苦しむアルデシュは、背後に接するニザマに嗾けられ、今まさに一ノ谷に戦端を開こうとしていた。高い塔のマツリカは、アルデシュの穀倉を回復する奇策を見出し、戦争を回避せんとする。しかし、彼女の誤算は、雄弁に言葉を紡ぐ自身の利き腕、左手を狙った敵の罠を見過ごしていたことにあった。
第三部 一ノ谷、ニザマ 文献学講義と糸繰る者達
30 どうらんのきせつはまぢかにせまり
31 まつりかがぐりもわーるのかずかずを
32 ぎしょをめぐるぶんけんがくこうぎ
33 きりんのふざいはすうしゅうかんにおよぶ
34 しゅくさいのちまたをとおくはなれ
35 にざまへむかうしせつだんがそしきされた
36 しゅっこうのあさはみぞれまじりのゆき
37 にざまていはみずからのあしでひのおましに
高田 大介[タカダ ダイスケ]
著・文・その他
内容説明
深刻な麦の不作に苦しむアルデシュは、背後に接する大国ニザマに嗾けられ、今まさに一ノ谷に戦端を開こうとしていた。高い塔のマツリカは、アルデシュの穀倉を回復する奇策を見出し、戦争を回避せんとする。しかし、敵は彼女の“言葉”を封じるため、利き腕の左手を狙う。キリヒトはマツリカの“言葉”を守れるのか?
著者等紹介
高田大介[タカダダイスケ]
1968年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早大、東京藝大などで講師を務めたのち渡仏。2013年、第45回メフィスト賞受賞作『図書館の魔女』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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