出版社内容情報
プロが選んだ傑作集。プロが選んだ傑作集。
藤田宜永「探偵・竹花と命の電話」
岸田るり子「青い絹の人形」
乾緑郎「機巧のイヴ」
天祢涼「父の葬式」
曽根圭介「妄執」
中田永一「宗像くんと万年筆事件」
日本推理作家協会[ニホンスイリサッカキョウカイ]
編集
内容説明
意外な遺言に直面した息子が、亡き父の心を推理していく天祢涼「父の葬式」は、巧みな設定とエモーショナルな展開に膝を打つ。小学校で「万年筆を盗んだ」と疑われた少女を、変わり者の男の子が真犯人を突き止めて助ける中田永一「宗像くんと万年筆事件」は、美しく切ない幕切れが胸を打つ。至福の全6篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kousei
13
秀作揃いで沢山の作家作品が気楽に読める日本推理作家協会編の短編集。6名中初読みが3名。好みの問題もあるが「青い絹の人形」は時制変わり時に視点が変わるが分かりづらく、短編なのに登場人物が多く造詣が中途半端。「妄執」はラストに向かって臨場感は素晴らしいでき。他4編は及第点という感想でした。2021/01/09
みぃすけ
7
結構粒ぞろいの短編集。藤田さんや天祢さんは人間ドラマとしてよかったし、曽根さんも相変わらずのえげつなさで面白かった!2017/04/14
たいこ
3
どの作品も面白い。乾さん、乙一さん、これからまだ読んでない他の作品も読んでいこう。2017/01/05
AQI
2
★3…2021/07/18
てこな
2
全て面白くて、時間を忘れて読みふけってしまった。「青い絹の人形」と「宗像くんと万年筆事件」は、特にオススメ。曽根さんの短編も、変わらず巧くて面白い。贅沢な時間が味わえる一冊だった。2017/08/21
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