講談社文庫<br> 使者―百万石の留守居役〈6〉

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講談社文庫
使者―百万石の留守居役〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062932820
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

跡継ぎのいない藩主綱紀の継室をめぐり、各藩留守居役が動く。数馬は保科家の会津へ。だが数馬を恨む浪人たちに会津の地で襲われ!?初めて直系ではない将軍となる綱吉を支える老中堀田正俊。その野望に、各藩の緊張は高まる。加賀藩主前田綱紀は早くに正室を亡くしている。外様第一の継室の座をめぐり、各藩の留守居役たちが動き出す。親幕の保科家の会津に向かった若すぎる留守居役数馬も、老獪な筆頭家老相手に微妙きわまる外交に臨む。そして、加賀を追われ恨みをもつ刺客たちが数馬に襲いかかった! 文庫書下ろし人気シリーズ、第六弾!

第一章 街道の景
第二章 国元の策
第三章 国元留守居役
第四章 弁舌の戦
第五章 老中の借り


上田 秀人[ウエダ ヒデト]
著・文・その他

内容説明

百万石の藩主綱紀の亡くなった正室は、会津保科家から迎えていた。格別な関係の保科家へ、若き留守居役数馬が使者として遣わされた。前田家の継室は幕府も各藩も狙っている。老練な者でも難しい微妙な相談事、その相手は親藩会津藩の国家老。そして、難題に奔走する数馬に仇敵が襲いかかる!

著者等紹介

上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。’97年小説CLUB新人賞佳作。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目を集める。講談社文庫の「奥右筆秘帳」シリーズ(全十二巻)は、「この時代小説がすごい!」(宝島社刊)で、2009年版、2014年版と二度にわたり文庫シリーズ第一位に輝き、第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞、抜群の人気を集める。歴史小説にも取り組み、『孤闘立花宗茂』(中公文庫)で第16回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュール リブレ

23
会津藩へ使者として送られ、相変わらず仇敵に狙われ続け、悪人役の西郷頼母・大家老と絡み、帰路の日光ではあわや。少し話が進みました。2016/04/15

さく

18
会津藩で数馬は、老中や留守居役と渡り合う。少しずつ、腹も座って来て、攻め所を外さない。佐奈ら護衛も機能して。貸し借りのせめぎ合いは、あんまり楽しくはないが留守居役の役目。堂々と藩主綱紀と二人で話をすることもあり、舞台が大きくなってきた。数馬の成長にわくわくします。2021/05/24

ぶんぶん

15
【図書館】シリーズ六巻目、徐々にキャラクターに色が付いて来た。 しかし、それも一過性の物かも、ストーリー(あるのか・・)が一定しない、この物語の着地点は何処なのか。 会津に行くが結果が判らない、貸しを作るだけに造られたエピソードか。一応、猪野たちとの決着は付いたが、いつでも出来た事だと思う、引っ張り過ぎ。側女は皆、くノ一凄い事になって来た、側を固めるだけでなく本筋を進めて欲しい。一巻、一巻同じ説明が多すぎる3分の1がそのように思える、ストーリーに添って進めて貰いたい。 数馬の成長なら成長に絞って貰いたい。2019/10/25

ガットウ

14
★★★3.9点。会津に行ったり、日光に行ったり、いつになく数馬が活躍して、面白かった!2023/05/01

jinya tate

13
Audible 会津での仕事をなんとかこなし、刺客を始末して江戸に帰ると藩主の縁談騒ぎ。堀田備中の縁談を潰せと命じられる。がんばれ数馬。2025/05/28

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