講談社文庫<br> ツンドラモンスーン―The cream of the notes〈4〉

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講談社文庫
ツンドラモンスーン―The cream of the notes〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062932691
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

その思考は地球の裏側まで届いていく。「100のつぶやき」シリーズ第4弾。なんの脈絡もなく書いているシリーズの四冊めである。著者はあの森博嗣だ――。好みのデザートから安全保障、ミステリィのトリックまで、巫山戯たような表現の中に潜んでいるまったく新たな世界観&考え方。「小説を書くほうがずっと簡単」と断言するほど練りあげられた、目からウロコのエッセィ全一〇〇篇。

まえがき
1 現代人が求める「気づき」は、「気づきたい」ことでしかない。
2 「あれはカラスだよ」と言ってカラスを見ない子供たち。
3 シャーロック・ホームズって、冒険してますか?
4 安全保障というのは、戦争をすることだったのか。
5 少年Aの手記に対する騒動について。
6 「いいね」「いやだな」は自分の中で留めておいた方が良い。
7 「考えていかねばならない」で結ばれている文章がとても多い。
8 どんなに外れが続いても、当りの確率は高くならない。
9 妬みやひがみは、人を見下した言葉で口から出る。
10 「天才」を描くときの限界は、読者の理解力である。
11 「老後が心配だ」と口にする人に「どうせ死ぬんですから」と言える?
12 この表記はやはり変えよう、と思うことは一カ月に三回くらいある。
13 報道とは、みんなが知りたいことを伝えるだけで良いのか?
14 下から目線に囲まれて育った子供が、大人になって見下される。
15 「未知数」が「大したことない」の意味に使われている。
16 アマチュアほど、制作の途中経過を実況する。
17 金銭的な格差よりも、知恵や楽しさの格差の方がずっと大きい。
18 ドローンが危険だと問題になった理由は、簡単に飛ぶからである。
19 ついに怖れていたことが。「新書」が「古書」の反対だと認識され始めた。
20 おはぎとぼたもちは同じものではないのか。
21 僕の小説を読んだだけで、理系の大学へ行きたくなるという。
22 老年よ、好奇心を抱け。
23 地方への移住者が増えているとのニュースを見て。
24 個人情報について、本当に認識が甘い。
25 「屋台が炎上」のニュースで、「屋台の何が話題に?」と思う。
26 アロマが苦手。
27 たとえば、と一例挙げただけで真実味が出る錯覚。
28 「相手を理解する必要がある」はいつも正しいわけではない。
29 フルーチェを作って感じる孤独。
30 我が庭園鉄道もついに三十号機に至った。
31 昨日の僕が今日の僕にプレッシャをかける。
32 推論は、論理的でなければならない。
33 いろいろ文句を書いているが、愚痴ではない。
34 「憲法を守ろう」には二つの意味がある。
35 知識は無料、発想は有料。
36 自慢か謙遜かという判断はない。相手が興味を示すかどうかだ。



森 博嗣[モリ ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

なんの脈絡もなく書いているシリーズの四冊めである。著者はあの森博嗣だ―。好みのデザートから安全保障、ミステリィのトリックまで、巫山戯たような表現の中に潜んでいるまったく新たな世界観&考え方。「小説を書くほうがずっと簡単」と断言するほど練りあげられた、目からウロコのエッセィ全一〇〇個。

目次

現代人が求める「気づき」は、「気づきたい」ことでしかない。
「あれはカラスだよ」と言ってカラスを見ない子供たち。
シャーロック・ホームズって、冒険してますか?
安全保障というのは、戦争をすることだったのか。
少年Aの手記に対する騒動について。
「いいね」「いやだな」は自分の中で留めておいた方が良い。
「考えていかねばならない」で結ばれている文章がとても多い。
どんなに外れが続いても、当りの確率は高くならない。
妬みやひがみは、人を見下した言葉で口から出る。
「天才」を描くときの限界は、読者の理解力である。〔ほか〕

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年12月生まれ。名古屋大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

64
一つ前のカトリーヌは、しまった、失敗だと思いました。今回のツンドラは100の内のほとんどに確かにそうだな、ふむふむと頷いている自分がいました。特に6は森先生のおっしゃる通りだと思いました。ネットが個人的感情を短時間に集計してしまい、社会の声などと決め付けていてなんの分析もなく垂れ流されている。気に入らなければ、とことん痛めつけても良いのか?行われていることは、私刑と変わらなくないのか?イイネは国民投票なのか?なるほどだ。表紙もいいです。2015/12/21

ひめありす@灯れ松明の火

58
101,ツンドラとモンスーンについて。ツンドラは寒帯気候の一つである。人間の住める極限の寒さである。地名でもある。モンスーン気候というのはない。あるのは熱帯性モンスーン気候である。こちらは人間の住める暑さの極限という訳でもない。季節風の事である。この二つをまとめて並べてしまうと、人間の住める限界の気候のようにも見えるし、二つの地名のようにも見える。しかしどちらでもない。まとめとはこのような物で、二つ並ぶと何らかの関係性があり、あたかもそれが世界の全てのように見えてしまう。ツンドラにモンスーンは届かないのだ2016/05/06

佐島楓

56
ショートエッセイ集。やはりこの本も、森さんのファン向けなのだろう。長年ファンなのでわかる。意見が合うところあり、ぶつかるところあり。2016/03/01

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

53
森博嗣先生のエッセィ。いやあ、面白かった。森先生自体が、ほんと面白いなと再確認した感じ。いろいろ得られるものがあったような、なかったような。なるほどなるほど、と読み進めて、最後の後書きに吹いた笑。ぜひ後書きも読んでほしい。2015/12/24

Y2K☮

46
著者の見解は白、黒、グレーが明快。日本人的なぼかし方をしないから読み手としても各々に対して賛否をクリアに打ち出せる。原発や安全保障に関しては私と真逆に近いが自衛隊への配慮に関しては同意見。面白い。感情論や思い上がりや人付き合い故のポジショントークなどとは無縁だから、賛同できなくても信用は可能。独自ルートで正答に辿り着いた人ならではのクールな説得力は確かに感じる。元研究者のミステリィ作家ではなくミステリィも書ける研究者という印象。村上春樹と同じくいい意味で芸術家&文壇の臭いがしない。もっと話を聞いてみたい。2016/01/16

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