出版社内容情報
その思考は地球の裏側まで届いていく。「100のつぶやき」シリーズ第4弾。なんの脈絡もなく書いているシリーズの四冊めである。著者はあの森博嗣だ――。好みのデザートから安全保障、ミステリィのトリックまで、巫山戯たような表現の中に潜んでいるまったく新たな世界観&考え方。「小説を書くほうがずっと簡単」と断言するほど練りあげられた、目からウロコのエッセィ全一〇〇篇。
まえがき
1 現代人が求める「気づき」は、「気づきたい」ことでしかない。
2 「あれはカラスだよ」と言ってカラスを見ない子供たち。
3 シャーロック・ホームズって、冒険してますか?
4 安全保障というのは、戦争をすることだったのか。
5 少年Aの手記に対する騒動について。
6 「いいね」「いやだな」は自分の中で留めておいた方が良い。
7 「考えていかねばならない」で結ばれている文章がとても多い。
8 どんなに外れが続いても、当りの確率は高くならない。
9 妬みやひがみは、人を見下した言葉で口から出る。
10 「天才」を描くときの限界は、読者の理解力である。
11 「老後が心配だ」と口にする人に「どうせ死ぬんですから」と言える?
12 この表記はやはり変えよう、と思うことは一カ月に三回くらいある。
13 報道とは、みんなが知りたいことを伝えるだけで良いのか?
14 下から目線に囲まれて育った子供が、大人になって見下される。
15 「未知数」が「大したことない」の意味に使われている。
16 アマチュアほど、制作の途中経過を実況する。
17 金銭的な格差よりも、知恵や楽しさの格差の方がずっと大きい。
18 ドローンが危険だと問題になった理由は、簡単に飛ぶからである。
19 ついに怖れていたことが。「新書」が「古書」の反対だと認識され始めた。
20 おはぎとぼたもちは同じものではないのか。
21 僕の小説を読んだだけで、理系の大学へ行きたくなるという。
22 老年よ、好奇心を抱け。
23 地方への移住者が増えているとのニュースを見て。
24 個人情報について、本当に認識が甘い。
25 「屋台が炎上」のニュースで、「屋台の何が話題に?」と思う。
26 アロマが苦手。
27 たとえば、と一例挙げただけで真実味が出る錯覚。
28 「相手を理解する必要がある」はいつも正しいわけではない。
29 フルーチェを作って感じる孤独。
30 我が庭園鉄道もついに三十号機に至った。
31 昨日の僕が今日の僕にプレッシャをかける。
32 推論は、論理的でなければならない。
33 いろいろ文句を書いているが、愚痴ではない。
34 「憲法を守ろう」には二つの意味がある。
35 知識は無料、発想は有料。
36 自慢か謙遜かという判断はない。相手が興味を示すかどうかだ。
他
森 博嗣[モリ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
なんの脈絡もなく書いているシリーズの四冊めである。著者はあの森博嗣だ―。好みのデザートから安全保障、ミステリィのトリックまで、巫山戯たような表現の中に潜んでいるまったく新たな世界観&考え方。「小説を書くほうがずっと簡単」と断言するほど練りあげられた、目からウロコのエッセィ全一〇〇個。
目次
現代人が求める「気づき」は、「気づきたい」ことでしかない。
「あれはカラスだよ」と言ってカラスを見ない子供たち。
シャーロック・ホームズって、冒険してますか?
安全保障というのは、戦争をすることだったのか。
少年Aの手記に対する騒動について。
「いいね」「いやだな」は自分の中で留めておいた方が良い。
「考えていかねばならない」で結ばれている文章がとても多い。
どんなに外れが続いても、当りの確率は高くならない。
妬みやひがみは、人を見下した言葉で口から出る。
「天才」を描くときの限界は、読者の理解力である。〔ほか〕
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年12月生まれ。名古屋大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ケンイチミズバ
ひめありす@灯れ松明の火
佐島楓
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
Y2K☮