出版社内容情報
手に触れたものに残る「記憶」が見える――同じあらすじから誕生した、30歳の真也を主人公とする異なるふたつの「愛」の物語。編集者の古川真也は30歳。実は彼には特殊な能力があった。
手に触れたものに残る「記憶」が見えてしまうのだ。
怒りの中で封をした荷物、浮気相手から買ってもらった腕時計、本心を書けないでいる手紙――。
その能力のことは、誰にも言えないでいた。
ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会をすることになる。その父親とはアメリカで脚本家として活躍しているというのだが――。
同じ登場人物、同じあらすじから、有川浩オリジナルの「ヒア・カムズ・ザ・サン」と、演劇集団キャラメルボックスで上演された舞台に着想を得た「ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel」というふたつの物語が誕生。父と娘、恋人、夫婦、仲間――さまざまな愛が、二つの異なる世界として広がる新境地。
有川 浩[アリカワ ヒロ]
著・文・その他
内容説明
編集者の古川真也は特殊な能力を持つ。手に触れた物に残る記憶が見えるのだ。ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会することに。彼は米国で脚本家として成功したはずだが、真也が見た真実は。確かな愛情を描く表題作と演劇集団キャラメルボックスの舞台に着想を得た一編を収録。有川浩が贈る物語新境地。
著者等紹介
有川浩[アリカワヒロ]
高知県生まれ。2004年、『塩の街』でデビュー。「図書館戦争」シリーズをはじめ著書多数。映像化された作品も多い一方、俳優・阿部丈二氏と演劇ユニット“スカイロケット”を結成、『旅猫リポート』『ヒア・カムズ・ザ・サン』の舞台化を自ら手がけるなど、演劇界へも挑戦の幅を広げている。「コロボックル物語」の作者・佐藤さとる氏からバトンを受け取り、’14年『コロボックル絵物語』、’15年「コロボックル物語」の長編『だれもが知ってる小さな国』を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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