講談社文庫<br> 嶽神伝 孤猿〈下〉

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講談社文庫
嶽神伝 孤猿〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 351p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062931120
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

無坂は死んだと思われた太郎の生存を疑う。時は甲相駿三国同盟間近。飛び加当が、異形の忍者が、山の呪いが、戦国の世を駆け抜ける!無坂は死んだと思われた太郎の生存を疑う。時は甲相駿三国同盟間近。飛び加当が、異形の忍者が、山の呪いが、戦国の世を駆け抜ける!

第五章 飛び加当
第六章 越後の龍
第七章 甲相駿三国同盟
第八章 《嶽神》


長谷川 卓[ハセガワ タク]
著・文・その他

内容説明

太郎を連れ回していたのは、女だけで生きる山の者・鳥谷衆。戦場で死んだ武将の首を洗って糧を得る、地を這うような日々。一方、無坂らと異形の忍び・鶴喰、伝説の飛び加当、血を吸った山の呪い等との戦いは果てもない。物語は思いがけない黒幕の正体と、甲相駿三国同盟という結末へ加速!文庫書下ろし。

著者等紹介

長谷川卓[ハセガワタク]
1949年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇専攻修士課程修了。’80年、「昼と夜」で第23回群像新人文学賞受賞。’81年、「百舌が啼いてから」で芥川賞候補となる。2000年、『血路―南稜七ツ家秘録』で第2回角川春樹小説賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポチ

62
冒険小説ばかり読んでいた若い時のワクワクが蘇り、次はどうなるんだろう?と、ページを捲る手が止まりませんでした。とにかく面白いし、無坂、二ツなどの山の民がいい。最後の場面であの多十も登場して、思わず「お〜〜っ‼︎」(^^)2017/07/24

としあきオルタ

35
義に生きる山の者無坂達の戦国での活躍を描く下巻。様々な武将や里の者の思惑に晒されながらも義に生き、信を貫く様が格好良い!その人柄と運の良さを得手に後世まで名が残る武将達の想いを受けて各地の山を飛び回ったり、無敵と名高い忍びと死闘を繰り広げる!そして孤猿の上下巻はそのサブタイトルに相応しく真の主役はトヨスケでしたね。最終章の嶽神でタイトル「嶽神」の意味を回収し、多十達が活躍する嶽神に繋がるエピソードもありと大満足。更に続くみたいなので最後まで追い掛けたいですε=ε=┏(・_・)┛2017/06/06

はにこ

34
山の者オールスターズ!戦国時代に飲み込まれないで自らの信じる道をいっているのが良い。飛び加当と鶴喰が思った程の強さではなかったけど。。鳥谷衆の女達は自分たちが悪いとはいえ、ちょっと可哀想。真木備は殺して欲しくないけど。そういえば無坂にご飯を恵んでもらった女は山ではぐれた女だったのかな。最後にはあの山の者もチラッと登場。盛りだくさんで濃厚な上下巻だった。さて次はどうなるのかな。2021/05/13

つねじろう

34
戦国時代の勢力地図を頭に描いてみると甲斐武田、越後上杉、駿府の今川、関東の北条全て山で分けられかつ繋がってる事が分かる。だから山の者は行動も考え方も縦横無尽。関わりあった者一度助けた者は最後まで面倒を見るのが山の掟。それを貫き守り通す為には相手が誰であろうと戦い抜く。強力な忍者軍団や怪物相手に一歩も引かない。長鉈が飛び交う戦闘シーンは手に汗握るよ。猿のトヨスケがいい味だしてる。南陵七ツ屋の二ツはカッコ良過ぎるわ。最後の小夜姫とのシーンは泣けるね。そこで次世代の主人公に繋げるところも憎い。満足の一品でした。2017/02/17

jima

27
上下2冊に詰め込みすぎ。人がいっぱい出てきて・・・。武田、上杉、北条、今川、松平、織田、さらにその忍者たち、〜衆の山の民。飛び加当との戦いだけで1冊になるでしょう。北方さんの水滸伝や岳飛伝のようにできそうな中身です。2016/09/13

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