出版社内容情報
殺害された女子大学院生は、ケイの姪ルーシーの知人だった。ITのエキスパートだった被害者は、なぜ狙われたのか!?殺された大学院生ゲイルは、投資運用会社ダブルSと係争中だった。さらに彼女とケイの姪ルーシーはITのエキスパート同士の知人で、ルーシーは図らずも事件に関わってしまう。一方、夫のベントンは捜査方針をめぐりFBI内で孤立。ケイの周辺に暗雲が漂う。その最(さ)中(なか)、ダブルS社が何者かに襲撃された!
パトリシア・コーンウェル[パトリシア コーンウェル]
著・文・その他
池田 真紀子[イケダ マキコ]
翻訳
内容説明
殺された大学院生ゲイルは、投資運用会社ダブルSと係争中だった。さらに彼女とケイの姪ルーシーはITのエキスパート同士の知人で、ルーシーは図らずも事件に関わってしまう。一方、夫のベントンは捜査方針をめぐりFBI内で孤立。ケイの周辺に暗雲が漂う。その最中、ダブルS社が何者かに襲撃された!
著者等紹介
コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア] [Cornwell,Patricia]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に
池田真紀子[イケダマキコ]
1966年東京生まれ。翻訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
79
えっ!?新たな大量殺人!?陰謀を企む輩を出し抜いて、真犯人を捕らえる事が出来るのだろうか?犯人の目星がついてしまうまでは、先が気になる、ドキドキする展開を楽しむ事が出来た。ただ、読み終わってしまうと、わざわざ原題の【DUST】から変えた邦題がおいてけぼり、というか肩透かし、という感じになってしまった…次はまた年末に刊行されるのだろうけど、図書館に入るのを待つので、読めるのは来年の春くらいかな。シリーズの最後までお付き合いするつもりではいます。2015/03/14
Yunemo
28
上巻12/19、4:02から12/20午前零時にかけての物語。下巻後半の展開は、以前の面白さが蘇って楽しまさせていただきました。でも、妙にディテールに拘ったり、突如として展開が変化したりと、ちょっとついていけない場面も。そうは言いながらも、どこか楽しめたという読後感。最終章は何のため?スカーペッタ、ベントン、ルーシー、マリーノ、それぞれの仲間内での心情変化はなかなか理解しがたい雰囲気が滲み出ています。どうも、一時期のすっきりとした読了感が味わえないのが残念。作者の問題なのか、読み手である自身の問題なのか。2015/01/19
ヨーコ・オクダ
26
このシリーズあるある、下巻は上巻の3倍速ぐらいで読める!?今回、1番安定していたのはケイかも。現場検証でもラボでもめっちゃ冴えていて、隠されていた事実、歪められていた事実を炙り出す。FBI内でのよろしくない動き、投資運用会社の訴訟等、いくつかの問題の背景が紐解けてくるのは気分がエエんやけど、またしても殺人犯がぽっと出感抜群で。無事に捕まえるものの、深く掘り下げることもなく。後半、みんなで協力して、FBIを汚したヤツを追い込む過程も面白い。いつもならルーシーにブレーキをかけるケイがノリノリなのは結構見もの。2021/09/21
ひめ
24
後半は読みやすかった。ケイはこうでなくっちゃ。この小説は、事件が起こって犯人捜しをする・・・ではなく、人間模様が描きたいのかな。たぶん、次はでたらまた読むだろうな。2015/02/03
マッピー
12
事件についてはもう、いいです。ケイやベントンの仕事上のライバルは、ことごとく殺人犯だったりそれを匿っていたりすることになっている。どれだけモラルが欠如しているんだ、アメリカの捜査当局は。それよりもこの巻では、最後にケイがとうとう母とクリスマスを過ごすことになる。年老いて、耳が遠くなり、身なりにもあまり構わなくなり、だけどなんだか少し穏やかになった母との距離の取り方が、なんだか現在の自分と重なって興味深かった。2018/09/28