出版社内容情報
壊れゆく「国家」――。冷戦の終焉、覇権国家の衰退、相互依存経済の進展がもたらす新たな世界システムを理論と実証で鋭く読み解く。冷戦構造の終焉、アメリカ覇権の衰退、経済相互依存の進展??。激変する情勢のただなかにある現代、我々はどこへ向かうのか。国境が薄れた「新中世圏」、なお国民国家たらんとする「近代圏」、秩序が崩壊した「混沌圏」に国々を分類、移行期にある世界を独自の視点で鋭く分析する、刺激的な論考。ヨーロッパ中世になぞらえた「新しい中世」の概念を駆って、ポスト近代の世界システムの構想に理論と実証で迫る。
まえがき
第一章 冷戦とは何であったか
第二章 ポスト冷戦
第三章 アメリカの覇権とは何か
第四章 ポスト覇権
第五章 相互依存が進む世界
第六章 制度化する相互依存
第七章 現在の世界システムは「新しい中世」?
第八章 三つの圏域の相互作用
第九章 アジア・太平洋──「新しい中世」と「近代」の対決
第十章 日本は何をすべきか
補 章 九・一一事件後の世界を読む
注
原本あとがき
学術文庫版あとがき
田中 明彦[タナカ アキヒコ]
著・文・その他
内容説明
冷戦の終焉、覇権の衰退、経済相互依存の進展。激変する世界情勢は何をもたらすのか。国境が薄れた「新中世圏」、なお国民国家たらんとする「近代圏」、秩序が崩壊した「混沌圏」に国々を分類、移行期にある世界を独自の視点で鋭く分析する。ヨーロッパ中世になぞらえた「新しい中世」の概念を駆ってポスト近代の世界システムの構想に理論と実証で迫る。
目次
冷戦とは何であったか
ポスト冷戦
アメリカの覇権とは何か
ポスト覇権
相互依存が進む世界
制度化する相互依存
現在の世界システムは「新しい中世」?
三つの圏域(スフィア)の相互作用
アジア・太平洋―「新しい中世」と「近代」の対決
日本は何をすべきか
九.一一事件後の世界を読む
著者等紹介
田中明彦[タナカアキヒコ]
1954年生まれ。東京大学教養学部卒業、マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了(Ph.D.政治学)。国立大学法人政策研究大学院大学長。国際政治学者。専門は国際政治学、東アジアの国際政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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