出版社内容情報
書が表す禅/禅を表す書。二つの深淵なる世界を味わうための手引。禅語の意味、くずし字の読み方、見どころ等をコンパクトに解説する禅の世界観・人間観を短い言葉に表した「禅語」。それを一行の書で表現し、掛軸として茶席をつくりあげる「茶掛」。言葉と書、それぞれに深淵なる表現を味わうための手引が一冊に。禅語の意味とともに、つづけ字の読み方、表現の仕組み、見どころ等について、わかりやすくコンパクトに解説する。「茶禅一味」=茶と禅はひとつ。計り知れぬ世界への絶好の入口。
禅語とは何か――沖本克己
書の世界――角田恵理子
[あ行]
雨過ぎて夜塘秋水深し(あめすぎてやとうしゅうすいふかし)
雨を聴いて寒更尽く、門を開けば落葉多し(あめをきいてかんこうつく、もんをひらけばらくようおおし)
暗香浮動月黄昏(あんこうふどうつきこうこん)
庵中閑かに打坐す(あんちゅうしずかにだざす)
安眠高臥して青山に対す(あんみんこうがしてせいざんにたいす)
行きては到る水の窮まる処(いきてはいたるみずのきわまるところ)
一(いち)
一雨千山を潤す(いちうせんざんをうるおす)
……(以下略)
沖本 克己[オキモト カツミ]
著・文・その他
角田 恵理子[ツノダ エリコ]
著・文・その他
内容説明
禅の世界観・人間観を短い言葉に表した「禅語」。それを一行の書で表現し、掛軸として茶席をつくりあげる「茶掛」。言葉と書、それぞれに深淵なる表現を味わうための手引が一冊に。禅語の意味とともに、つづけ字の読み方、表現の仕組み、見どころ等について、わかりやすくコンパクトに解説する。「茶禅一味」=茶と禅はひとつ。計り知れぬ世界への絶好の入口。
目次
雨過ぎて夜塘秋水深し
雨を聴いて寒更尽く、門を開けば落葉多し
暗香浮動月黄昏
庵中閑かに打坐す
安眠高臥して青山に対す
行きては到る水の窮まる処
一
一雨千山を潤す
一月天に在りて影は衆水に印す
一鏃三関を破る〔ほか〕
著者等紹介
沖本克己[オキモトカツミ]
1943年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。仏教学。花園大学名誉教授。文学博士
角田恵理子[ツノダエリコ]
東京教育大学教育学部芸術学科書専攻卒業。書家・書道史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いいちゃん
skr-shower
bittersweet symphony
Kuliyama