出版社内容情報
20世紀初め、マックス・ヴェーバーが自ら後継者に指名したドイツの経済学者の代表的大著。資本主義の精神とは何か?20世紀初め、マックス・ヴェーバーが自ら後継者に指名したドイツの経済学者の代表的大著。
『近代資本主義』でゲルマン人企業家のなかに「ファウスト」的精神を見出し、『ユダヤ人と経済生活』でユダヤ人をメフィストフェレスに擬えるなど、資本主義に関する特殊研究を数多く発表してきたゾンバルトは、本書では「経済生活における精神とは何か」を問い、資本主義の精神の発生をとらえようと試みる。
その視点は中世ヨーロッパからアメリカ合衆国まで縦覧し、かつての海賊から現代ブルジョワまでの流れをたどり、企業精神の起源を探っていく。
原著:Werner Sombart,Der Bourgeois,Zur Geistesgechichte des modernen Wirtschaftsmenschen,1913
はじめに
第一巻 資本主義精神の発展
第一部 企業精神/第二部 市民精神/第三部 資本主義の精神の国民別発展/第四部 ブルジョワ 過去と現在
第二巻 資本主義の精神の源泉
第一部 生物学的基礎/第二部 道徳的諸力/第三部 社会的状況
おわりに
ヴェルナー・ゾンバルト[ヴェルナー ゾンバルト]
著・文・その他
金森 誠也[カナモリ シゲナリ]
翻訳
内容説明
資本主義は、どこから始まり、どう発展してきたのか?中世の遠征、海賊、荘園制度。近世以後の投機、賭博、発明。そして宗教、戦争―。歴史上のあらゆる事象から企業活動の側面を見出し、企業家の精神と市民の精神を軸に解明に挑む。ヴェーバーと双壁をなす歴史学派経済学の第一人者が、第一次世界大戦開戦の前年に発表した、代表的大著の完訳。
目次
第1巻 資本主義精神の発展(企業精神;市民精神;資本主義の精神の国民別発展;ブルジョワ 過去と現在)
第2巻 資本主義の精神の源泉(生物学的基礎;道徳的諸力;社会的状況)
著者等紹介
ゾンバルト,ヴェルナー[ゾンバルト,ヴェルナー] [Sombart,Werner]
1863~1941年。ドイツの経済学者、社会学者。ベルリン商科大学教授、ベルリン大学教授を歴任
金森誠也[カナモリシゲナリ]
1927年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。NHK勤務の後、広島大学・亜細亜大学・静岡大学・日本大学等の教授を歴任。1993年に日本独学史学会賞、2007年に国際文化表現学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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SQT
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Nepenthes
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- 和書
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