出版社内容情報
近代日本の首都を襲った世界的にも類を見ない大震災に人々はどう立ち向かい、どんな教訓を得たか。次の災害に備えるために必読の書!1923(大正12)年9月1日、11時58分44秒。東京を襲った大地震は10万を超える人命を奪い、近代国家・日本に深い爪痕を残した。しかし、そこでは被害の拡大を阻止すべく奮闘した人々の姿があった。消防、医療、ボランティア、そして情報。今日、注目を集める災害時の人的活動を通して都市型災害の全貌を追い、共有すべき歴史の教訓を読みなおす。
はじめに
第一章 震災当時の防災体制
第二章 猛火と戦った人々
第三章 放置された重傷者──江東地区における罹災者医療
第四章 大正の震災ボランティア
おわりに
参考文献
学術文庫版あとがき
鈴木 淳[スズキ ジュン]
著・文・その他
内容説明
一九二三(大正十二)年九月一日、十一時五十八分四十四秒。東京を襲った大地震は十万を超える人命を奪い、近代国家・日本に深い爪痕を残した。しかし、そこでは被害の拡大を阻止すべく奮闘した人々がいた。消防、医療、ボランティア、そして情報。今日、注目を集める災害時の人的活動を通して都市型災害の全貌を追い、共有すべき歴史の教訓を読みなおす。
目次
第1章 震災当時の防災体制(震災前の災害と対応;地震発生)
第2章 猛火と戦った人々(大震火災と警視庁消防部;応援部隊や地域団体の活動;地域の自衛はいかにして可能になったか)
第3章 放置された重傷者―江東地区における罹災者医療(地震発生直後の罹災者医療;本所被服廠跡の悲劇;地域外からの救護班の来援;救護の本格化)
第4章 大正の震災ボランティア(罹災者の行方;流言と自警団;さまざまな救護活動)
著者等紹介
鈴木淳[スズキジュン]
1962年生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学教授。専攻は日本近代史、特に明治時代の社会経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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