講談社学術文庫<br> 三国志演義〈2〉

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講談社学術文庫
三国志演義〈2〉

  • 井波 律子【訳】
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  • 講談社(2014/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 672p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062922586
  • NDC分類 923.5
  • Cコード C0198

出版社内容情報

三顧の礼をもって劉備、諸葛亮を迎える。長坂・赤壁の戦いで大軍を制した劉備軍。血肉の戦闘と頭脳戦が交錯する『演義』前半の山場。西暦220年、後漢王朝の崩壊により乱世が到来。やがて、その中から魏、蜀、呉の三国が生まれ、三つ巴の戦いへと発展していった「三国時代」は、陳寿による『三国志』(3世紀末)や『新全相三国志平話』(元の至治年間に刊行とされる)、芝居などの民間芸能の世界で、連綿と語られ続けてきました。そして、「三国時代」から約1000年後。いくつもの「三国志」の物語や資料を整理・編纂し、フィクショナルな物語世界を構築して、現在知られる「三国志」物語のイメージを確立したとされるのが、羅貫中の白話(口語)長篇小説『三国志演義』です。
本書は、中国文学に精通した訳者が、その血沸き肉躍る、波乱万丈の物語を、背景となっている時代や思想にも目配りしたうえで、生き生きとした文体で翻訳しました。
全120話中、第2巻は、第31回から第60回までを収録。大スター諸葛亮の登場となります。劉備と諸葛亮の出会いは「三顧の礼」を、もってようやく実現する。長坂の戦い、赤壁の戦い、虚々実々の頭脳戦、劉備の蜀攻略などなど。読みどころ満載、『演義』の前半のクライマックス。

登場人物紹介(第二巻)
第三十一回 曹操 倉亭にて本初を破り 玄徳 けい州にて劉表に依る
第三十二回 冀州を奪いて 袁尚 鋒を争い しょう河を決して 許攸 計を献ず
第三十三回 曹丕 乱に乗じて甄氏を納め 郭嘉 計を遺して遼東を定む
第三十四回 蔡夫人 屏を隔てて密語を聴き 劉皇叔 馬を躍らせて檀渓を過る
第三十五回 玄徳 南しょうにて隠淪に逢い 単福 新野にて英主に遇う
第三十六回 玄徳 計を用いて樊城を襲い 元直 馬を走らせて諸葛を薦む
第三十七回 司馬徽 再び名士を薦め 劉玄徳 三たび草廬を顧みる
第三十八回 三分を定め 隆中にて策を決し 長江に戦い 孫氏 讎を報ず
第三十九回 けい州城にて 公子 三たび計を求め 博望坡にて 軍師 初めて兵を用う
第四十回 蔡夫人 議してけい州を献じ 諸葛亮 火もて新野を焼く
第四十一回 劉玄徳 民を携えて江を渡り 趙子龍 単騎 主を救う
第四十二回 張翼徳 大いに長坂橋を鬧がせ 劉豫州 敗れて漢津口に走る
第四十三回 諸葛亮 群儒と舌戦し 魯子敬 力めて衆議を排す
第四十四回 孔明 智を用いて周瑜を激し 孫権 計を決して曹操を破る
第四十五回 三江口にて 曹操 兵を折り 群英会にて 蒋幹 計に中る
第四十六回 奇謀を用いて 孔明 箭を借り 密計を献じて 黄蓋 刑を受く
第四十七回 かん沢 密かに詐降の書を献じ ほう統 巧みに連環の計を授く
第四十八回 長江に宴して 曹操 詩を賦し 戦船に鎖して 北軍 武を用う
第四十九回 七星壇に諸葛 風を祭り 三江口に周瑜 火を縦つ
第五十回 諸葛亮 智もて華容を算り 関雲長 義もて曹操を釈す
第五十一回 曹仁 大いに東呉の兵と戦い 孔明 一たび周公瑾を気らす
第五十二回 諸葛亮 智もて魯粛を辞み 趙子龍 計もて桂陽を取る
第五十三回 関雲長 義もて黄漢升を釈し 孫仲謀 大いに張文遠と戦う
第五十四回 呉国太 仏寺に新郎を看 劉皇叔 洞房に佳偶を続ぐ
第五十五回 玄徳 智もて孫夫人を激し 孔明 二たび周公瑾を気らす

『三国志演義』年表二
第二巻の読みどころ


井波 律子[イナミ リツコ]
翻訳

内容説明

二世紀末、後漢王朝が崩壊する。群雄割拠の時代、魏、蜀、呉は「三国時代」に突入する。千年の時を経て、膨大な「三国志」物語群、資料を整理・編纂し、『三国志演義』が成る。史実と虚構を巧緻に交錯させ、驚異の物語世界が現出する。本巻は、長坂の戦い、赤壁の戦い、劉備・諸葛亮と孫権・周瑜の頭脳戦、劉備の蜀攻略を描く前半のクライマックス。

著者等紹介

井波律子[イナミリツコ]
1944年富山県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター名誉教授。2007年『トリックスター群像―中国古典小説の世界』で第10回桑原武夫学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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優希

48
赤壁の戦いはやはりクライマックスですね。2022/02/13

かごむし

21
一人で数万人の軍隊を押し返す英傑、全てを見通す神の如き智謀を持つ大軍師。話のコアにこんなもの持ってきたら、大人の読みものではなくなってしまう。ただ、演義が優れているのは、史実を元にした物語の枠組みがしっかりあるので、中身がチープでも物語として成立するところだと思う。逆算すると、演義では、おそらく実際の歴史があったところに、英雄たちの活躍をねじ込んだせいで、そこがちぐはぐになって違和感が生まれるのだと思うが、彼らを英雄ではなく狂言回しとして見れば、物語は実に多くの人物に彩られ、重なり合っていることがわかる。2022/12/28

たぬ

5
★4.5 P260「劉備は(趙雲から阿斗を)受け取った瞬間、阿斗を地面に投げつけて言った。」P558「天を仰いで長くため息をつきながら、『私をこの世に生まれさせながら、どうしてまた諸葛亮を生まれさせたのか』と、何度も絶叫して絶命した。」P560「諸葛亮は、夜、天文現象を観察しながら、将軍星が地上に落下するのを見て、笑いながら言った。『周瑜が死んだ』。」P562「諸葛亮は(周瑜を)祭りおわると、地に伏してはげしく慟哭し、こんこんと涙をあふれ出させながら、いつまでも悲しみ嘆いた。周瑜に対する扱いが切なすぎる。2017/12/15

荒野の狼

4
三国志演義の第2巻。カバー写真は葛飾北斎画の関羽(ウィーンの美術史美術館蔵Kunsthistorisches Museum Wien)。本書は全120回のうち31-60回を収録。各回(章)には2ページの挿絵がついているが、これは、”四大奇書第一種”19巻に付されている図像から。この挿絵は第1-4巻のすべてに掲載されており、各回の二つの名場面が選ばれているのだが、描かれている人物に特徴がなく、複数の人物が描かれているため、人物の同定は不可能で、解釈不能なものがほとんど。2015/01/04

laughmix

4
面白い。舞台がどんどん変わっていってドラマチックな巻なので講談を聞いているかのよう。 ついついジュサブローの人形で想像してしまうんですけどね…2019/03/14

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