講談社学術文庫<br> 三国志演義〈1〉

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講談社学術文庫
三国志演義〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 704p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062922579
  • NDC分類 923.5
  • Cコード C0198

出版社内容情報

中国四大奇書の一冊。波瀾万丈の戦国時代を描く傑作小説。本巻は「黄巾の乱」による後漢王朝の危機?官渡の戦いまで、三十回を収録。西暦220年、後漢王朝の崩壊により乱世が到来。やがて、その中から魏、蜀、呉の三国が生まれ、三つ巴の戦いへと発展していった「三国時代」は、陳寿による『三国志』(3世紀末)や『新全相三国志平話』(元の至治年間に刊行とされる)、芝居などの民間芸能の世界で、連綿と語られ続けてきました。そして、「三国時代」から約1000年後。いくつもの「三国志」の物語や資料を整理・編纂し、フィクショナルな物語世界を構築して、現在知られる「三国志」物語のイメージを確立したとされるのが、羅貫中の白話(口語)長篇小説『三国志演義』です。
本書は、中国文学に精通した訳者が、その血沸き肉躍る、波乱万丈の物語を、背景となっている時代や思想にも目配りしたうえで、生き生きとした文体で翻訳しました。
全120話中、第1巻は、「黄巾の乱」の勃発による後漢王朝の危機到来から官渡の戦いまでの第30回分を収録。桃園で義兄弟の誓いを結ぶ劉備、関羽、張飛をはじめ、曹操や呂布、孫堅・孫策・孫権ら主要メンバーが登場し、群雄割拠の乱世の様相が描かれます。

はじめに
登場人物紹介(第一巻)

第一回 桃園に宴し 豪傑 三たり義を結び 黄巾を斬りて 英雄 首めて功を立つ
第二回 張翼徳 怒って督郵を鞭うち 何国舅 宦豎を誅さんと謀る
第三回 温明に議して 董卓 丁原を叱し 金珠を餽りて 李粛 呂布に説く
第四回 漢帝を廃して 陳留 位を践み 董賊を謀りて 孟徳 刀を献ず
第五回 矯の詔を発して 諸鎮 曹公に応じ 関の兵を破って 三英 呂布と戦う
第六回 金闕を焚きて 董卓 兇を行し 玉璽を匿して 孫堅 約に背く
第七回 袁紹 磐河にて公孫と戦い 孫堅 江を跨いで劉表を撃つ
第八回 王司徒 巧みに連環の計を使い 董太師 大いに鳳儀亭を鬧がす
第九回 暴兇を除き 呂布 司徒を助け 長安を犯し 李かく 賈くに聴く
第十回 王室のために勤めんとして 馬騰 義を挙げ 父の讎を報いんとして 曹操 師を興す
第十一回 劉皇叔 北海にて孔融を救い 呂温侯 濮陽にて曹操を破る
第十二回 陶恭祖 三たび徐州を譲り 曹孟徳 大いに呂布と戦う
第十三回 李かく 郭し 大いに兵を交え 楊奉 董承 双りして駕を救う
第十四回 曹孟徳 駕を移して許都に幸し 呂奉先 夜に乗じて徐郡を襲う
第十五回 太史慈 小覇王と酣んに戦い 孫伯符 厳白虎と大いに戦う
第十六回 呂奉先 戟を轅門に射あて 曹孟徳 師をいく水に敗る
第十七回 袁公路 大いに七軍を起こし 曹孟徳 三将を会合す
第十八回 賈文和 敵を料って勝ちを決し 夏侯惇 矢を抜いて睛を啖う
第十九回 下ひ城に 曹操 兵を鏖にし 白門楼に 呂布 命を殞す
第二十回 曹阿瞞 許田に打囲し 董国舅 内閣に詔を受く
第二十一回 曹操 酒を煮て英雄を論じ 関公 城を賺きとって車胄を斬る
第二十二回 袁・曹 各おの馬・歩三軍を起こし 関・張 共に王・劉二将を擒う

『三国志演義』年表一
第一巻の読みどころ


井波 律子[イナミ リツコ]
翻訳

内容説明

二世紀末、後漢王朝が崩壊する。群雄割拠の時代、魏、蜀、呉は三つ巴の戦いに突入。「三国時代」である。千年の時を経て、膨大な「三国志」物語群、資料を整理・編纂し、『三国志演義』が成る。史実と虚構を巧緻に交錯させ、驚異の物語世界が現出する。第一巻は、黄巾の乱後の曹操、劉備、孫堅・孫策・孫権の転変、曹操の官渡の戦いでの勝利までを描く。

著者等紹介

井波律子[イナミリツコ]
1944年富山県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター名誉教授。2007年『トリックスター群像―中国古典小説の世界』で第10回桑原武夫学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

52
小説ではありませんが、面白かったです。史実と虚構の混じった世界に魅せられました。続きも読みます。2022/02/13

かごむし

20
お風呂に浸かりながら少しずつ読んでました。当初は吉川三国志との違いにばかり目が行ったけれど、後半は演義そのものは初読にもかかわらず昔読んだ物語を読み返している気分になりました。戦争の描写や、政治的な判断など、チープすぎて対象年齢が子供すぎるやろとは思いますが、疲れた頭でさらさら読むにはちょうどいい内容かなとは思いました。1巻は全120回の30回まで。ページ数もそうですが、1ページに文字が結構つまっていて、ボリューム感はあります。せっかく読みはじめた中国古典なので、っていうだけで最後まで読めたらと思います。2022/09/24

たぬ

8
★4 官途の戦いまで。曹操が関羽を持ち上げまくっているのが印象的。張飛の脳筋ぶり、他人を疑うばかりの袁紹、義理人情に篤い劉備、脳髄を流出させて戦死する孫堅、周りに振り回される献帝…。劉備に獣肉をごちそうしたいけど狩れなかったから妻を殺して食べさせた話、食糧難の暴動を防ぐため係の者を殺して兵を鎮めた話、罪人は一族郎党数百人単位で処刑するなどやたらめったら殺すし連帯責任がすさまじい。各回のラストはすべて「というところ。はてさて~でしょうか。まずは次回の分解(ときあかし)をお聞きください。」と述べている。2017/12/10

荒野の狼

7
テレビや映画などで知られる”三国志”は、多くは本書が原作。カバー写真は狩野一信画“劉備檀渓越え図”大英博物館蔵。14世紀に中国で書かれた大著ということで、読みにくいのではないかと危惧したが、最初の数ページで、その懸念はなくなった。本書は、史実を記録した正書の”三国志”を下に書かれた当時の庶民のための小説なので、フィクションも入って物語として肩の力を抜いて楽しめる。また、結局のところ、文化として伝わっているのは、史実より本書からという部分が多く、中国四大奇書のひとつとしても読んでおきたい作品。2014/12/28

laughmix

5
オツな翻訳だと思う。 それにしても三国志ってこんなに人がたくさん出てきて大騒ぎしてるのなぁ…脇役が濃くて面白い。ただ距離感つかめなくて、たちまち駆け付けた、のたちまち感がわかんないんだよなあ2019/02/15

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