講談社学術文庫<br> 相対性理論の一世紀

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講談社学術文庫
相対性理論の一世紀

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062922562
  • NDC分類 421.2
  • Cコード C0142

出版社内容情報

16歳の素朴な疑問が、物理学に革命をもたらした。時代を先取りした天才の研究が結実するまでのドラマと、その射程を明らかにする。「ニュートンよ許したまえ……」。二世紀以上にわたり絶対的権威として君臨してきたニュートン力学の常識を根底から覆したアインシュタイン。そのきっかけは、少年時代の「光を、光の速さで追いかけたらどうなるだろう」という疑問だった。
「力の統一」「宇宙のしくみ」など現代物理学の起源となった研究はいかに生まれたか。最先端の物理学にまで大きな影響を及ぼす相対性理論の本質を、豊富なエピソードを交え、わかりやすく解説する。

はじめに
I章 ニュートンからアインシュタインへ
 1 アインシュタインの詫び状
 2 どこでもなりたつ物理学
II章 相対性原理とはなにか
 1 はじめに原理ありき
 2 時間・空間・運動の相対性
 3 慣性系──特殊相対性原理の足場
 4 光速度不変の原理
 5 光の研究史
 6 光の速度を測る
 7 マクスウェル方程式
 8 マイケルソンとモーリーの実験
 9 エーテルの悩み
 10 ニュートンの時空、アインシュタインの時空
III章 特殊相対性理論
 1 革命前夜
 2 愛する人──ミレヴァとの出会い
 3 先駆者ローレンツ
 4 同時刻は同時ではない!?
 5 時間がゆっくり進む
 6 物差しが縮む
 7 ニュートンを超えて
 8 速度の足し算
 9 質量も変化する
 10 運動量の保存
 11 
 12 まとめ
IV章 一般相対性理論
 1 プランクの援護射撃
 2 非慣性系──加速度のある世界
 3 重力が消えた──生涯で最も素晴らしい考え
 4 等価原理
 5 光が曲がる!
 6 クリミア半島の皆既日食
 7 ユークリッドの平らな世界
 8 非ユークリッド幾何学の誕生
 9 一般相対性原理
 10 時空の幾何学
 11 いざ、プリンシペ島へ
 12 戦乱のなかで
 13 誰が「場の方程式」を発見したか?
 14 まとめ
V章 ドイツからアメリカへ
 1 ドイツ国家主義とシオニスト運動
 2 日本訪問
 3 統一場の理論
 4 カプート村のアインシュタイン
 5 ヒトラーの台頭
 6 プリンストンでの生活
 7 核エネルギーの解放
 8 ルーズヴェルトへの進言
 9 マンハッタン計画
 10 平和運動
VI章 相対性理論で宇宙を解く
 1 自然界の四つの力
 2 量子力学──神はサイコロ遊びをするか
 3 物質の究極のすがた──クォークとレプトン
 4 統一への新たな道──弱電統一理論
 5 三つの力を「大統一」
 6 アインシュタインの夢
 7 宇宙の最終理論!?──超ひも理論
 8 ブラックホール
 9 よみがえる宇宙項
 10 真空の斥力
主要参考文献
よみがえるアインシュタイン──学術文庫版へのあとがき


広瀬 立成[ヒロセ タチシゲ]
著・文・その他

内容説明

「ニュートンよ許したまえ…」。二世紀以上にわたり絶対的権威として君臨してきたニュートン力学の常識を根底から覆したアインシュタイン。そのきっかけは、少年時代の「光を、光の速さで追いかけたらどうなるだろう」という疑問だった。最先端の物理学にまで大きな影響を及ぼす相対性理論の本質を、豊富なエピソードを交え、わかりやすく解説する。

目次

1章 ニュートンからアインシュタインへ
2章 相対性原理とはなにか
3章 特殊相対性理論
4章 一般相対性理論
5章 ドイツからアメリカへ
6章 相対性理論で宇宙を解く

著者等紹介

広瀬立成[ヒロセタチシゲ]
1938年愛知県生まれ。東京工業大学大学院博士課程物理学専攻修了。理学博士。専門は、素粒子物理学の実験的研究。東京都立大学名誉教授。2002年~2009年、早稲田大学・理工学術院総合研究所教授。NPO法人「町田発ゼロ・ウェイストの会」理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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無重力蜜柑

11
学術文庫だし科学史のようなタイトルだが理論の概説が中心のポピュラーサイエンス本。ニュートン力学が古典電磁気学とどのような軋轢を起こし特殊相対性理論、一般相対性理論を経て統一理論や現代宇宙論へ結びついたのかが書いてある。類書の中ではかなり分かりやすく充実した内容だと思うが、全く予備知識がないと流石に厳しいかもしれない。一応アインシュタインの伝記的エピソードも多少はある。それにしても相対性理論くらいまでならともかく、統一理論になると概説でも難しい。理論から実証までに半世紀スパンの時間がかかるというのが驚き。2022/06/23

Abiko Eiichi

2
2016年、アインシュタイン最後の宿題と言われた重力波検出というビッグニュースに、科学界は大いに沸きました。改めて相対性理論という人類の至宝を味わいたくて本書を手に取りました。19世紀以前の自然観の整理からアインシュタインの類い希な着想、その理論から導かれる驚くべき帰結を丁寧に追って提示してくれます。読了して思うのは、こんな小さな人類の脳細胞がこの大宇宙の仕組みをも理解できるのかという驚きです。その検証に一世紀かけた数多の物理学者の努力にも感銘を受けました。今後人類はどんな挑戦をするのか興味は尽きません。2016/03/19

ひよこ皇太子

1
良い入門書。2018/08/05

原玉幸子

0
科学に関する目新しい情報は無いので推奨しませんが、アインシュタイン自身が質量・エネルギー保存の法則より原子爆弾の理論を完成させ、後年後悔した史実は興味深かったです。(●2015年・春)2019/12/19

nox

0
例えが分かりやすすぎる。相対性理論とは一体どういう理論であるのか、何を表す数式なのか、といったことを詳しく説明してくれているので、μだのgだのといった変数の内容もスラスラ理解出来た。どうも私は、数字の一つ一つがどんなものを表しているのかイメージしなければ、覚えられないようだ。後、数式の表す最終目的を記述してくれているのもグッド。最終的に何を求めたいのかがイメージ出来ると、理解度がグンと違うよ。相対性理論の歴史、アインシュタインの人生なんかも面白く、総じて楽しく読めた一冊。2019/01/15

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