講談社学術文庫<br> 民話の世界

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講談社学術文庫
民話の世界

  • 松谷 みよ子【著】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 講談社(2014/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062922517
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0139

出版社内容情報

赤神と黒神、福の神と貧乏神、つつじのむすめ、小泉小太郎。民話の採録・再話に長く取り組んだ児童文学者が描き出す〈語り〉の世界。赤神と黒神、福の神と貧乏神、つつじのむすめ、小泉小太郎、そして龍の子太郎……。
語り継いできた祖先たちの生きた歴史世界にとどまらず、それまで聞き手であったわれわれが新たに語り手となりゆくことで広がる世界とは――。
戦後児童文学における開拓者であるだけではなく、長く民話の採録・再話に取り組んだ著者が描き出す、民衆の〈語り〉とその豊穣の世界。

■第一部 民話との出会い――山を越えて
 1 民話との出会い
 2 狐の地図
3 祖先という言葉
4 水との闘い
 5 食っちゃあ寝の小太郎のこと
 6 信州が昔、海であったこと
 7 なぜ民話というのか
 8 「小泉小太郎」から「龍の子太郎」へ
■第二部 民話の魅力
 1 象徴的に語ることについて
2 貧乏神のこと
  3 ある夫婦愛について――爺と婆の
  4 赤神と黒神
 5 その人にとってのたった一つの話
 6 妖怪と人間たち
■第三部 ふたたび山を越えて――私もあなたも語り手であること
 1 民衆が語ればすべて民話なのか
 2 桃太郎と金太郎と
 3 再話について
 4 民話が移り変わっていくこと
 5 現代の民話について
 6 わらべ唄について
 7 ふたたび山を越えていくことについて
あとがき
再版によせて
学術文庫版によせて
文献・資料について


松谷 みよ子[マツタニ ミヨコ]
著・文・その他

内容説明

赤神と黒神、福の神と貧乏神、つつじの娘、小泉小太郎、そして龍の子太郎…。語り継いできた祖先たちの生きた歴史世界にとどまらず、聞き手であったわれわれが新たに語り手となりゆくことで広がる世界とは。戦後児童文学における開拓者であるだけではなく、長く民話の採録・再話に取り組んだ著者が描き出す、民衆の“語り”とその豊饒の世界。

目次

第1部 民話との出会い―山を越えて(民話との出会い;狐の地図;祖先という言葉 ほか)
第2部 民話の魅力(象徴的に語ることについて;貧乏神のこと;ある夫婦愛について―爺と婆の ほか)
第3部 ふたたび山を越えて―私もあなたも語り手であること(民衆が語ればすべて民話なのか;桃太郎と金太郎と;再話について ほか)

著者等紹介

松谷みよ子[マツタニミヨコ]
1926年東京生まれ。作家。坪田譲治に師事し『貝になった子供』を執筆。1956年より民話採訪に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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テツ

18
各地を訪れ、その土地に伝わる民話、昔話を採集し伝えてきた松谷みよ子さん。今この時代にまで生き延びてくれた物語ならばデジタルの大海にしっかりと刻み込まれ、人間が存在している限りはこの先も消滅することなく語り継がれていくのだろうけれど、松谷さんがそうしたお話を集め始めた昭和の時代には既に人々の記憶から消えかけているものも多かったそうな。数々のお話の中身やそれに纏わる諸々について楽しく読み進めながら、既に絶滅してしまった誰も知らない昔話って世界中にどれだけの数があるんだろうなと、勿体無いなあと感じた。2022/02/07

Bo-he-mian

12
松谷みよ子さんは、人形劇団の仲間と共に地方の古老から民話を採集し紹介し続けた方でもあった。本書には、教訓めいた物語に改変されてしまう前の、ゴツゴツの原石のようなものがたりが収められている。「鬼退治」=軍国主義思想鼓吹のチャンピオンだった桃太郎。そうなってしまう以前の「野放図で土の匂い」がして「決して良い子ではない」姿や、シンデレラそっくりの「米ん福、糠ん福」、授業参観の時に、児童と親の間で熱い議論が巻き起こるという神様の戦い「赤神と黒神」など、知っているつもりで知らなかった、豊饒な民話のタイムカプセルだ。2018/01/31

おはなし会 芽ぶっく 

10
日本の民話=松谷みよ子さんのイメージが強く、多くの再話をされています。松谷さんの再話が無ければ消えていった民話のなんと多いことか。『第一部 民話との出会い――山を越えて』民話との出会い / 狐の地図 / 祖先という言葉 / 水との闘い / 食っちゃあ寝の小太郎のこと / 信州が昔、海であったこと / なぜ民話というのか / 「小泉小太郎」から「龍の子太郎」へ 『第二部 民話の魅力』象徴的に語ることについて / 貧乏神のこと / ある夫婦愛について――爺と婆の / 赤神と黒神 →2022/04/01

SKH

10
民話入門。筆者は民話に魅了され、民話の採録、再話に長年携わり、フィールドワークや自分の半生の回想を交えながら、民話の世界を解説。2014/10/08

色々甚平

7
日本の民話について。特に貧乏神の話が良かった。貧乏神という神と住んでいる夫婦に神からあっさり話してきて、福の神が来るので幸せな家から追い出されるそんなの嫌だと泣きはらすのである。夫婦も、なら福の神を追い払ってずっといればいいじゃないと応援する。そして、追い払った際に落としていった小槌により貧乏神が福の神となる。神が特定の人と居たいと泣いたり、福の神の力が固有のものでなく道具の小槌があれば良かっただけというのも良い。嫌われ者の貧乏神も温かみに触れ、目的は夫婦と共にいることだが過程で福の神となれた。2018/05/28

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