講談社学術文庫<br> 神曲 天国篇

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講談社学術文庫
神曲 天国篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 672p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062922449
  • NDC分類 971
  • Cコード C0198

出版社内容情報

イタリア文学の最高傑作を原典に忠実かつ読みやすい新訳で読む。最新のダンテ研究の成果に基づく丁寧な解説を付す。これぞ決定版!イタリアの生んだ最高の詩人ダンテが14世紀初めに著した『神曲』は「地獄篇」「煉獄篇」「天国篇」の3篇からなり、さらに各篇は33歌からなりますが、「地獄篇」冒頭に置かれた三篇の全体の序歌を加えれば、合計100歌となります。詩型は三行一連で全体では1万4233行におよび、文学、美術、現実の政治等に多大な影響を与えた、キリスト教文学の最高峰とされる叙事詩です。
主題は生身の存在であるダンテが、地獄、煉獄、天国の三界、すなわち彼岸の世界を遍歴した末に、ついには神との出会いを果たすというところにあり、歴史的事実を死後の世界に投影した詩を通じて、人類に正しい道を指し示そうとした作品です。
『神曲』には主だったものだけを挙げても、すでに山川丙三郎(岩波書店)、平川祐弘(河出書房)、寿岳文章(集英社)らによる邦訳がありますが、あるものは翻訳の底本が不分明であったり、訳文が現代の読者には難解すぎたり、文章の流れに重きを置きすぎるがために原典に忠実でなかったり、キリスト教世界を描くのに仏教用語を多用して違和感を与えたりと、それぞれに難点がある。これらを克服するために、本訳ではテクストの安定性や信頼性で評価の高いペトロツキ版(1968年刊)を訳出の軸として、原典に忠実でありながら、平明な表現を心がけました。加えて読者の便宜を考慮し、訳注は可能な限り、当該の見開き内に収めました。訳注、各歌解説には、世界的ダンテ学者として名高い故ジョルジョ・パドアンに師事した訳者、『神曲』研究の最先端の成果を盛り込んでいます。
ダンテ『神曲』の訳本の決定版です。

「天国篇」を読む前に
『神曲』「天国篇」
(第68歌?第100歌)
各歌解説
訳者解説 新訳刊行にあたって
【内容】
神の力が横溢する天国でのダンテの神秘体験
天国でダンテは、ベアトリーチェに代わる聖ベルナールの案内によりついに神を見る。そして神との合一を果たし、三位一体の神秘を直観して、三界をめぐる旅は終わる。


ダンテ・アリギエリ[ダンテ アリギエリ]
著・文・その他

原 基晶[ハラ モトアキ]
解説/翻訳

内容説明

イタリア最高の詩人ダンテが十四世紀初めに著した百歌からなる『神曲』は文学、美術、現実の政治等に多大な影響を与えた、キリスト教文学の最高峰とされる叙事詩である。神の力が横溢する十天からなる天国で、聖ベルナールの案内によりダンテはついに神と出会う。神との合一を果たし、三位一体の神秘を直観して、三界をめぐる旅は大団円を迎える。原典に忠実かつ読みやすい新訳。最新の研究の成果に基づく丁寧な解説。

著者等紹介

原基晶[ハラモトアキ]
1967年、東京都生まれ。東京外国語大学外国語学部イタリア語学科卒業。同大学大学院博士前期課程修了。専攻はイタリア文学、中世ルネサンス文化。1998‐99年、イタリア政府給費留学生。東京学芸大学講師、お茶の水女子大学講師等を経て、現在、東海大学文学部ヨーロッパ文明学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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優希

48
3世界の旅はこれで幕を閉じます。神の力によりおさめられている十天からなる天国で、聖ベルナールの案内で神と会い見えるダンテ。神との合一を果たすのが印象的です。三位一体を直観し、3つの世界を巡る旅が終わるのは大団円ですね。2022/01/01

優希

47
地獄から始まった旅はいよいよ幕を閉じます。ベアトリーチェにより天国へ導かれたダンテ。神の力が横溢する十天からなる天国で、聖ベルナールの案内で神に出会うことで、三位一体の神秘を知ったのだと思います。キリスト教文学の最高峰であると称されるのも納得でした。2022/07/29

マウリツィウス

17
【《》】ディヴァイン=《プリズン》、コキュートス=「ジュデッカ」。18号機と13号機、エヴァンゲリオンと福音書、ギリシャ正教とロシア正教、福音主義とエヴァンジェリカル、欽定訳と英国【国教会】、シャーロック=ホームズとワトスン、ヒイロではなくバスカヴィルの民、シェイクスピアとシェークスピア、「トラップ」に「決まっているだろう」《?》。ストーン・《オーシャン》と「レクイエム」、【まだまだこれからだ】。ルシフェル/デュアル《=》システム「《覚醒》」へ。結局/決着はフィールド=オン=ラクール・《ホープ》。覚醒再臨2014/12/20

えみりん☆

15
地獄篇が一番面白くて煉獄篇・天獄篇と進むにつれて面白くなくなるとの感想をよく聞きますが、確かに地獄篇は多少読みやすい気はしました。冒頭の言葉「まっすぐに続く道はどこにも見えなくなっていた。」というダンテの絶望感は切実だったのでしょう。そして最後の「我が望みと我が意志を回していた、太陽と星々をめぐらす愛が、」に象徴されるようにキリスト至上主義。この後に起こる大飢饉による膨大な犠牲者、そんな中この叙情詩はヨーロッパで支持され続けたのでしょうか。解説付きでなんとか読了、年末に読むには良い本だったかも。2016/12/30

hikarunoir

12
神より彼女賛美に紙幅を割いて欲しかったが、通読して見えたのは、実写化に適し具体的な天体や世界のスケール感や、より古い神話との整合だった。2017/07/04

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