出版社内容情報
19世紀後半のもっとも著名なイギリス人旅行家。アジア、アメリカなど未開の奥地を旅した彼女の知られざる生涯を活写する。本邦初訳
日本、チベット、ペルシア、モロッコ……
19世紀、未踏の地に行った! 見た! 書いた!
病弱のイザベラが静養の目的で南洋にでかけたのがすべての始まり。以後アメリカ、日本、マレー半島、チベットなど外国人が足を運ばなかった奥地にまで臆せず赴く。その記録はベストセラーになると同時に、民俗学的にも生物学的にも貴重な十九世紀の史料となった。知られざる幼少期から、異国での苦闘、晩婚後の報われぬ日々まで激動の七十二年を描く。
『スペクテーター』誌の評者はこう評している。「イザベラ・バードは理想的な旅行家だ。彼女は自分が見たものを正確な言葉を用いてあたかも読者が眼前に見るかのように思わせる素晴らしい能力を持っている……これまでバードほど巧みに表現できる冒険家はいなかった」(中略)読み進むにつれて、過ぎ去った過去に対する関心と郷愁がそくそくと読者の胸に迫ってくる。――<本書「序文」より>
序文
第一章 サンドウィッチ諸島――神に祝福された島
第二章 ロッキー山脈――開拓者たちとの生活
第三章 日本――奥地紀行の内幕
第四章 マレー半島――熱帯の夢
第五章 牧師の娘――病弱の長女が旅に出るまで
第六章 医師の妻――長く続いた悲しみと不安
第七章 カシミールとチベット――書かれなかった旅行記
第八章 ペルシアとクルディスタン――英少佐の偵察活動に同行
第九章 束縛――晩年も「旅は万能薬」
訳者あとがき
パット・バー[パット バー]
著・文・その他
小野崎 晶裕[オノザキ アキヒロ]
翻訳
内容説明
病弱のイザベラが静養の目的で南洋にでかけたのがすべての始まり。以後アメリカ、日本、マレー半島、チベットなど外国人が足を運ばなかった奥地にまで臆せず赴く。その記録はベストセラーになると同時に、民俗学的にも生物学的にも貴重な十九世紀の史料となった。知られざる幼少期から、異国での苦闘、晩婚後の報われぬ日々まで激動の七十二年を描く。
目次
第1章 サンドウィッチ諸島―神に祝福された島
第2章 ロッキー山脈―開拓者たちとの生活
第3章 日本―奥地紀行の内幕
第4章 マレー半島―熱帯の夢
第5章 牧師の娘―病弱の長女が旅に出るまで
第6章 医師の妻―長く続いた悲しみと不安
第7章 カシミールとチベット―書かれなかった旅行記
第8章 ペルシアとクルディスタン―英少佐の偵察活動に同行
第9章 束縛―晩年も「旅は万能薬」
著者等紹介
バー,パット[バー,パット] [Barr,Pat]
1934年生まれ。英バーミンガム大学卒業後、夫のジョン・バーと横浜・東京に3年間滞在、帰国後ロンドン大学で修士号取得
小野崎晶裕[オノザキアキヒロ]
1939年栃木県生まれ。2009年まで作新学院大学女子短期大学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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