講談社学術文庫<br> 東京裁判への道

個数:

講談社学術文庫
東京裁判への道

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月02日 07時42分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 529p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062921794
  • NDC分類 329.67
  • Cコード C0121

出版社内容情報

「A級戦犯」被告28人はいかに選ばれたのか? 昭和天皇「不訴追」の背景は? 尋問調書はじめ膨大な資料が歴史の真相を語り出す!第一人者による東京裁判研究の金字塔!
「A級戦犯」被告28人はいかにして選ばれたか

「天皇不訴追」決定の真実、無視された証言と証拠、近衛の自殺、木戸の大弁明──アメリカに眠る膨大な尋問調書から明かされる真実。極東国際軍事裁判をめぐる歴史ドラマが、ここに開幕する!

「A級戦犯」28人はいかにして選ばれたのか。天皇不訴追の決定プロセスの真実とは。釈放されていく「大物」たち、免責された毒ガス・細菌戦。冷戦が本格化してゆく中で、無視された証言・証拠……アメリカに残されていた膨大な尋問調書を丹念に読み解き、語られざる歴史の実相と当事者達の人間ドラマを描き出す。東京裁判はこうして始められた!


序章 東京裁判資料を追って
第一章 日本敗戦と戦争犯罪問題
第二章 国際検察局の設立
第三章 近衛文麿の自殺とその波紋
第四章 木戸幸一の大弁明
第五章 昭和天皇の戦争責任問題
第六章 陸軍の「怪物」による内部告発
第七章 起訴状の提出
第八章 A級戦犯容疑者の釈放
第九章 細菌戦、毒ガス戦の免責
第十章 訴追と免責の岐路
むすび そして開廷へ


粟屋 憲太郎[アワヤ ケンタロウ]
著・文・その他

内容説明

「A級戦犯」二八人はいかにして選ばれたのか。天皇不訴追の決定プロセスの真実とは。釈放されていく「大物」たち、免責された毒ガス・細菌戦。冷戦が本格化してゆく中で、無視された証言・証拠…アメリカに残されていた膨大な尋問調書を丹念に読み解き、語られざる歴史の実相と当事者達の人間ドラマを描き出す。東京裁判はこうして始められた!

目次

東京裁判資料を追って
日本敗戦と戦争犯罪問題
国際検察局の設立
近衛文麿の自殺とその波紋
木戸幸一の大弁明
昭和天皇の戦争責任問題
陸軍の「怪物」による内部告発
起訴状の提出
A級戦犯容疑者の釈放
細菌戦、毒ガス戦の免責
訴追と免責の岐路

著者等紹介

粟屋憲太郎[アワヤケンタロウ]
1944年、千葉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専攻博士課程中退。神戸大学教養部助教授、立教大学文学部教授を経て、現在、立教大学名誉教授、上海交通大学名誉教授。専攻は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリータ

12
◆連載は1984-85年、単行本は2006年刊。著者は立教大名誉教授、専門は日本近現代史。80年代に著者がアメリカ公文書館等で入手した検察局の尋問調書等の新資料に基づく極東軍事裁判改訂前史。◆長編記録映画『東京裁判』の4Kリマスター版を観に行ったので復習として。パンフの記述が毒にも薬にもならない(主義主張がないのはいいとして映画と歴史の状況を批判的に検討する気が全くない不真面目なもの)で、当時の通説をそのまま記載しているところもあったが、本書では事実関係においてそれが誤りであることははっきり書かれている。2019/08/20

CTC

9
13年講談社学術文庫、初出は84年朝日ジャーナルへの26回の連載、底本06年同社選書メチエ(上下巻)。当裁判研究の一人者である著者だが、なんと本タイトルと同名の別内容本が共著を含め2作ある。研究成果の集成なのだろうが要点の認識と思い入れが現れる。開廷後の事は基本記されず…免訴となった事柄とその経緯や尋問内容が読みどころ。28人の容疑者が選定される過程では、A級だけで100名以上のリストアップがあり、夫々への尋問、捜査があった。そこにこそ我々が見るべきものがあるという事だろう。 2025/02/18

紫の煙

9
東京裁判における重要な論点、天皇の戦争責任や戦犯の起訴の背景など興味深い内容であった。訊問を受けた各人の弁明、主張は我々の知っている陸軍責任論であり、当時のマッカーサーの思惑もあり形作られたのだとわかった。2017/01/09

勝浩1958

9
近衛文麿の自殺、東条英機の自殺未遂、真崎甚三郎の米側の尋問における出鱈目な弁明、木戸幸一の虚言など戦犯のていたらくには、ほとほと情けなくなる。このような輩によってどれだけの無辜の人々が亡くなったのかと想うと暗然たる気持ちになった。それと、この東京裁判では現代兵器の先端を行くABC兵器、すなわち核兵器(Atomic)、生物(細菌)兵器(Biological)、化学兵器(Chemical)の使用問題が審判の対象にならなかったのだ。それは、将来アメリカがこれらの兵器を使用したいがためであったのだ。2013/09/02

Eiki Natori

7
敗戦から東京裁判に至るまで、凄まじい紆余曲折があったことがよくわかる。「A級戦犯」の28名はどのようなプロセスで選ばれたのか、天皇の起訴はどのようにして見送られたのかということを公文書を読み解いている。731部隊の免責についても、岸信介、笹川良一、児玉誉士夫を免罪にしたことについても触れられている。 東京裁判で免罪になった連中が、米国の犬となり、それらが戦後日本を腐らせたという意味でも「東京裁判」の「正当性」については、右翼とは別の視点で懐疑的になってくる。 とにかく永久保存版の一冊である。2022/05/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6888841
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品