講談社学術文庫<br> 悪魔の話

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講談社学術文庫
悪魔の話

  • 池内 紀【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 講談社(2013/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062921541
  • NDC分類 191.5
  • Cコード C0120

出版社内容情報

〈悪魔学入門〉ヨーロッパの人々をとらえつづけた想念の歴史。彼らの恐怖と不安が作り出した「悪魔」観念はやがて巨大な悲劇を招く。 悪魔。神の教えと対をなし世界の半分を支配するとされた闇の帝王たち。その誕生から性格、分類、風貌、材質、総数、そして悪魔と契約する方法まで。
 ヨーロッパが育んだ「悪魔」の観念は、どこから生まれどこへ行くのか。その歴史を追い、人類史上最大の悲劇が生起する過程にまで迫る。
 人の世のいたるところにいる悪魔たちを凝視した決定版〈悪魔学入門〉。

【1】サタン紳士録
夕方、ひとけない通りで/現代の悪魔紳士/異種合体のうす気味悪さ/悪魔のシンボルとしてのヘビ/醜悪な悪魔像/前身は天使/いま、悪魔は
【2】悪魔学入門
世にも恐ろしい絵/悪魔とは何か/闇を選ぶか、光を選ぶか/一元説と二元説/神はなぜ悪魔を創造したか/悪魔の分類/悪魔の名前/契約は二十年
【3】闇の力
悪魔との記者会見/総数十一兆?/悪魔の材質とは/『神曲』天国篇/天使語と悪魔語
【4】黒と白
黒ずくめの男/黒のもつイメージ/白というフィクション/ボードレールと黒/威厳あふれた黒/紙切れの眩惑
【5】飛行幻想――魔女狩り1
ドイツの小さな町で/魔女の乗り物/「魔男」はいない?/魔女の香油/ワルプルギスの夜/理性が眠る時
【6】小さな町――魔女狩り2
魔女狩り市長/魔女という罪の発明/テンプル騎士団の「犯罪」/無から有は生じない/ヘンゼル・グレーテル神話/グリム童話の中のファイズム/テレビと魔女狩り
【7】ファウスト博士
黒魔術師ファウスト/黄金をつくってほしい/もっとも完璧な錬金術師/悪魔がもち出した条件/二十四年契約/契約か賭か/悪魔の黒い魔術
【8】不思議博物館
 謎めいた国王、ルドルフ二世/悪魔とまじわる皇帝/国王のひそかな楽しみ/悪魔と論争したルター/教会の中にも悪魔がいる/悪魔の家
【9】流刑の神々
 神々の悪魔化/かくれ家に住む神/追われた神、河童/ハイネと柳田国男/神々の衰頽
【10】気の好い悪魔たち
 影をなくした男/悪魔の足あと/橋造りが得意/悪魔もヘマをする/大建造物は神への挑戦/恩知らずは人間の方/悪魔も驚く珍品
【11】魔除け
 愛の霊薬/マンドラゴラの根かワニの脳髄か/媚薬を飲ませる方法/ゴーレムとオドラデク/ジャンボ機操縦席のお礼/さまざまな悪魔祓い
【12】いたるところに悪魔がいる
最後の審判/禁止された闇の王たちの肖像/グリューネヴァルトの見た闇/ボスの奇怪な世界/ゴヤの辛辣な目/ゴヤの悪夢の世界/ゴーゴリとロシアの悪霊たち
【補遺】ニーチェの妹
いたるところに悪魔がいた/ニーチェの遺稿/エリーザベトの自負と欲望/ニーチェの構想/悪を胚胎するもの
【あとがき】


池内 紀[イケウチ オサム]
著・文・その他

内容説明

悪魔。神の教えと対をなし世界の半分を支配するとされた闇の帝王たち。その誕生から性格、分類、風貌、材質、総数、そして悪魔との契約の方法まで。ヨーロッパが育んだ「悪魔」の観念はどこから生まれどこへ行くのか。その歴史を追い、人類史上最大の悲劇が生起する過程にまで迫る。人の世のいたるところにいる悪魔たちを凝視した“悪魔学入門”。

目次

1 サタン紳士録
2 悪魔学入門
3 闇の力
4 黒と白
5 飛行幻想―魔女狩り1
6 小さな町―魔女狩り2
7 ファウスト博士
8 不思議博物館
9 流刑の神々
10 気の好い悪魔たち
11 魔除け
12 いたるところに悪魔がいる
補遺 ニーチェの妹

著者等紹介

池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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HANA

39
悪魔に関するエッセイ集。『影をなくした男』の悪魔のように次から次へと新しい話題が出されてきて、読んでいると魔女の箒に乗ったような飛翔感覚を覚えるほど。「サタン紳士録」「悪魔学入門」で基本を学ぶことから始まり、「黒と白」の憂い顔の貴族や「ファウスト博士」での悪魔との取引、「流刑の神々」でのかつての神々、「気の好い悪魔たち」の利用される悪魔等その話題は尽きることがない。ここではひたすら清く退屈な天使に比べ、悪魔のなんて魅力的なことか。ただ「補論」だけは様子が変わり、ひどく不気味なものを覗き込んだ気がする。2013/05/31

藤月はな(灯れ松明の火)

36
導入が「赤マント」に見受けられたと思わしき、様々な悪魔やその眷属についての物語、その中での悪魔の立ち位置と人間との対比性が繙かれているので文学面で知りたい人にはうってつけだろうと思います。美しき堕天使から悍ましき悪魔の姿への変貌、聖書での「悪魔は神の創造物でもあったが傲慢の罪で墜ちた」とする一元論と「悪魔は世界を創造した神とは独立した影の存在である」という二元論への考察が興味深かったです。2013/05/07

Gin&Tonic

18
「悪魔」に関する13篇のエッセー集。悪魔紳士の系譜に始まり、そもそも悪魔とは何者か、悪魔の眷属たる魔女について、メフィストフェレスの仕掛けた企みについて、職人および芸術家としての悪魔たちの側面等々、そら恐ろしくも興味深い一冊。あまりまとまりは感じられませんが、平易で歯切れのいい文章で、読み物としてすごく面白いです。特に補遺に関しては、筆者の慧眼に素直に感服しました。2014/11/23

K

15
広く浅く西洋の悪(魔)について易しい文章で書かれていて読みやすい。とくに魔女についての部分は面白かった。2014/04/28

まさ☆( ^ω^ )♬

11
学術文庫なので、悪魔学的な内容かと思っていましたが、悪魔に関するエッセイでした。中々面白かったですが、内容が入って来ない箇所もあったので、いつか再読したいと思います。身の回りには悪魔がうじゃうじゃいて、常にあらゆる誘惑を仕掛けてくるんですね。油断すると直ぐに操られてしまう。惑わされない様にしないといけない。2022/12/14

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