出版社内容情報
「全き天皇であること」
――その何人にも推し量れぬ孤独。
756年、東大寺大仏を建立した首(聖武)太上天皇が崩御。
道祖王を皇太子にとの遺詔が残されるも、その言に疑いを持つ者がいた。
中臣継麻呂と道鏡は、密かに亡き先帝の真意を探ることになるが、
ゆかりの人々が語り出したのは、母君との尋常ならざる関係や隔たった夫婦のありよう、
御仏への傾倒など、死してなお謎多きふるまいや孤独に沈む横顔ばかりで――。
国のおおもとを揺るがす天皇家と藤原家の相克を背景に、聖武天皇の真実をあぶり出す!
伊坂幸太郎、朝井リョウをはじめとする人気8作家による競作企画〈螺旋プロジェクト〉の1冊としても話題。
内容説明
七五六年、大仏を建立した先帝が崩御。中臣継麻呂と道鏡は、遺詔の真偽を探ることになるが、浮かび上がってきたのは、帝と母君の尋常ならざる関係や隔たった夫婦のありよう、御仏への傾倒、政の迷走など、死してなお謎多きふるまいと孤独に沈む横顔ばかり―。国のおおもとを揺るがす天皇家と藤原氏の相克を背景に、聖武天皇の真実に迫る物語。
著者等紹介
澤田瞳子[サワダトウコ]
1977年京都市生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士課程前期修了。2010年『孤鷹の天』で小説家デビュー。同作品で第一七回中山義秀文学賞を受賞。13年『満つる月の如し』で第二回本屋が選ぶ時代小説大賞ならびに第三二回新田次郎文学賞、16年『若冲』で第九回親鸞賞、21年『星落ちて、なお』で第一六五回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
クプクプ
エドワード
みこ
まあか
-
- 和書
- 鏡の世界 - 石の肉体