講談社学術文庫
象形文字入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062921183
  • NDC分類 801.1
  • Cコード C0122

出版社内容情報

絵文字とヒエログリフは何が違うのか。文字の発明からアルファベット創出までを刺激的に解説する、比類なき入門書。解読練習問題付き

絵文字とヒエログリフは何が違うのか。文字の発明からアルファベット創出までを刺激的に解説する、比類なき入門書。解読練習問題付き

【著者紹介】
1921年~2009年。京都大学西洋史学科卒業。専攻は古代エジプト史。関西大学名誉教授。

内容説明

古代エジプトの文字世界を、ヒエログリフの読み方にはじまり、数々の物語などを交えて、あざやかにレクチャー。さらには未開社会の絵文字と象形文字との比較から文字の起源を問い、アルファベットの誕生や世界の象形文字、日本の文字文化へと思いを馳せる、格好の入門書にして縦横無尽に展開する文字論。ヒエログリフの単語集、解読練習問題付き。

目次

インディアンの手紙
ヒエログリフ
パピルスのつたえる物語
永遠の生命
ヒエログリフからアルファベットへ
象形文字のいろいろ
日本語の文字
付章 ヒエログリフの読み方

著者等紹介

加藤一朗[カトウイチロウ]
1921年、東京都に生まれる。京都帝国大学西洋史学科卒業。高校教諭、シカゴ大学人文学部東洋言語文学科留学などを経て、関西大学教授、同大学名誉教授。専攻は古代エジプト史。2009年に死去。勲四等旭日小綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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富士さん

5
再読。中国語の形・義・音にも似た考えが示されたり、楔形文字ベースのアルファベット普及の可能性も指摘されているなど、文字とその発展を考えるには示唆に富む本です。これではヒエログリフは読めませんが、古代エジプト語入門ではなく象形文字入門なのですから、タイトルに偽りはないですよね。2019/03/31

今夜は眠れない

5
参考に。2015/07/11

Mits

1
入門というよりも、形成過程の文化的背景についての説明が長かったかな。それはそれで面白かったのだけど、ちょっと期待とは違ったかもです。2012/07/09

Masashi Taniguchi

0
象形文字を真ん中に据えたいろんな話。絵と文字の違い、表音文字の発明といった文字の進化から、象形文字で示されたエジプトの話まで色々。個人的には、表意文字と表音文字の組み合わせという点をもって、漢字仮名混じり文と象形文字が同じ構造という…が新鮮だった2016/06/27

富士さん

0
象形文字自体より、象形文字周辺のお話というイメージの本です。言葉とは何かという言語学的な考察とか、セム語の表記法としての象形文字の存在とか、世界文字史の中での立ち位置など、間接的な形で象形文字の意義が示されています。入門段階ではこのようなアプローチの方が学ぶことが多いでしょう。エジプトに限らず、日本語で外国のことを知ろうとすると、どうしても日本語の枠組みの中に相手を入れてしまいがちです。相手の言葉を知るということは、根本的な違いを意識させ、たとえ使いこなせなくても相手の理解を大いに深めてくれると思います。2013/04/27

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