講談社学術文庫<br> ハイデガー「存在と時間」入門

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講談社学術文庫
ハイデガー「存在と時間」入門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062920803
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0110

出版社内容情報

「ある」とは、どういうことか
20世紀思想界に屹立する不朽の古典を精緻に解読する、ハイデガー哲学への招待

哲学者マルティン・ハイデガーの主著にして、二十世紀の思想界に衝撃と多大な影響を与え、現代哲学の源流として今なおその輝きを増しつづける現代の古典『存在と時間』。その新しさのゆえに難解とされてきた、ハイデガーが企図した哲学の革新性とはなにか? 西洋近現代哲学研究の泰斗と気鋭の後進が精緻かつ平易に解説する、ハイデガー哲学入門。

ハイデガーの『存在と時間』という書物は、二〇世紀の思想界を決定的に色濃く染め抜いた、現代の古典中の古典である。本書は、この著作において企てられた哲学の革新を、できるだけ平易にまた正確に、その主要な論点において、解説することを狙った入門書である。――<本書「はしがき」より>

※本書の原本は1980年8月、有斐閣より、有斐閣選書の一冊として刊行されました。

第一章 『存在と時間』の基本構想――渡邊二郎
第二章 現存在の予備的な基礎的分析(その1)――岡本宏正
第三章 現存在の予備的な基礎的分析(その2)――寺邑昭信
第四章 現存在と時間性(その1)――三冨明
第五章 現存在と時間性(その2)――細川亮一


渡邊 二郎[ワタナベ ジロウ]
著・文・その他/編集

岡本 宏正[オカモト ヒロマサ]
著・文・その他

寺邑 昭信[テラムラ アキノブ]
著・文・その他

三冨 明[ミトミ アキラ]
著・文・その他

細川 亮一[ホソカワ リョウイチ]
著・文・その他

内容説明

哲学者マルティン・ハイデガーの主著にして、二十世紀の思想界に衝撃と多大な影響を与え、現代哲学の源流として今なおその輝きを増しつづける現代の古典『存在と時間』。その新しさのゆえに難解とされてきた、ハイデガーが企図した哲学の革新性とはなにか?西洋近現代哲学研究の泰斗と気鋭の後進が精緻かつ平易に解説する、ハイデガー哲学入門。

目次

第1章 『存在と時間』の基本構想(『存在と時間』の主題設定;『存在と時間』の課題と計画;『存在と時間』の方法態度)
第2章 現存在の予備的な基礎的分析(その1)(現存在分析論の端緒;世界の世界性;世人)
第3章 現存在の予備的な基礎的分析(その2)(内存在そのもの;気遣い;存在と真理)
第4章 現存在と時間性(その1)(現存在の全体存在;現存在の本来的な存在;現損存在の本来的な全体存在と時間性)
第5章 現存在と時間性(その2)(本章の課題と構成;時間性と日常性;時間性と歴史性;時間性と通俗的な時間概念)

著者等紹介

渡邊二郎[ワタナベジロウ]
1931~2008。東京大学文学部哲学科卒業、同大学大学院人文科学研究科哲学専門課程博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授、放送大学名誉教授。日本哲学会で会長を務める。専攻は西洋近現代哲学、現象学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

49
2013.09.10(つづき)渡邊二郎編。 2013.09.09 鋭い言語意識、磨きがかかる。  晩年のすごさ、一種の芸術的完璧さと気品。 ◎その影響。 2.『存在と時間』の主題設定。 (1)存在への問いの必然性。 ◎存在の意味への問い。 ハイデガーが少年時代に読んだブレンターノから受けた刺激を追及、説明しようとした、と語っている。 存在というものを、およそ一般に了解しうるための「地平」ないし、視野が「時間」であることを示すのが当座の目標だ、としている。 2013/09/10

i-miya

41
2013.09.08(つづき)渡邊二郎編。 2013.09.07 ハイデガーはたしかにフッサールとは一線を画している。 ハイデガーの関心の中心は、「存在への問い」→古代ギリシャの存在の思索や人間存在の深淵を抉る形而上学的、生哲学的な関心が深い→多くの創見に富むこの書物の問題提起。 (3)『存在と時間』のむつかしさややさしさ。 ◎三つの特色。 (1)古今、大小さまざまの哲学者の著作、引用。 ハイデガーがいかに西洋伝来の哲学史の流れに棹さしているかである。 2013/09/08

i-miya

38
2013.09.06(つづき)渡邊二郎編。 2013.09.04 (フッサールとハイデガー) その関係、微妙で、問題的である。  『存在と時間』1926.04.08にフッサールに献呈されていた。 4/8はフッサールの誕生日、76歳。 トートナウベルクで春の休暇中のフッサール。 1922以来ハイデガーはここに山小屋を愛し、思索にふけった。公刊に先立つ1年前、フッサールに献呈している。  1928、フッサールはフライブルク大学を停年退職し、その後継としてハイデガーが就任。 ハイデガーは、このフライブルクで死ぬ2013/09/06

i-miya

37
2013.09.12(つづき)渡邊二郎編。 2013.09.12 「ザイン」をここでは存在と訳出しておく。 この存在の中には、「がある」と「である」の二義がある、含まれるとお考えいただきたい。 それは無理だ、という人がいることも承知の上である。 「ペンがある」(一般に実在判断という。この「がある」は、現実存在の意だとされる)は、確かに存在という語を使い、「ペンが存在する」と言い換えることができる。 一方、ハイデガーも例示する「空は青いのである」や、「私はうれしいのである」2013/09/12

i-miya

34
2013.09.01(初読、初編者)渡邊二郎編。 2013.08.30 (若手執筆者=当時=1980) 岡本宏正、1939生まれ、東京大学文学部卒、元鳥取大学教授。  寺邑昭信、1946生まれ、東京大学文学部卒、鹿児島大学教授。 三冨昭、1951生まれ、東京大学文学部卒、中央大学教授。 細川亮一、1947生まれ、東京大学文学部卒、九州大学教授。 (渡邊二郎) 1931-2008、東京大学文学部卒。 (カバー) 哲学者、マルティン・ハイデガーの主著にして、二十世紀思想界に衝撃と多大な影響を与える。2013/09/01

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