出版社内容情報
「ある」とは、どういうことか
20世紀思想界に屹立する不朽の古典を精緻に解読する、ハイデガー哲学への招待
哲学者マルティン・ハイデガーの主著にして、二十世紀の思想界に衝撃と多大な影響を与え、現代哲学の源流として今なおその輝きを増しつづける現代の古典『存在と時間』。その新しさのゆえに難解とされてきた、ハイデガーが企図した哲学の革新性とはなにか? 西洋近現代哲学研究の泰斗と気鋭の後進が精緻かつ平易に解説する、ハイデガー哲学入門。
ハイデガーの『存在と時間』という書物は、二〇世紀の思想界を決定的に色濃く染め抜いた、現代の古典中の古典である。本書は、この著作において企てられた哲学の革新を、できるだけ平易にまた正確に、その主要な論点において、解説することを狙った入門書である。――<本書「はしがき」より>
※本書の原本は1980年8月、有斐閣より、有斐閣選書の一冊として刊行されました。
第一章 『存在と時間』の基本構想――渡邊二郎
第二章 現存在の予備的な基礎的分析(その1)――岡本宏正
第三章 現存在の予備的な基礎的分析(その2)――寺邑昭信
第四章 現存在と時間性(その1)――三冨明
第五章 現存在と時間性(その2)――細川亮一
渡邊 二郎[ワタナベ ジロウ]
著・文・その他/編集
岡本 宏正[オカモト ヒロマサ]
著・文・その他
寺邑 昭信[テラムラ アキノブ]
著・文・その他
三冨 明[ミトミ アキラ]
著・文・その他
細川 亮一[ホソカワ リョウイチ]
著・文・その他
内容説明
哲学者マルティン・ハイデガーの主著にして、二十世紀の思想界に衝撃と多大な影響を与え、現代哲学の源流として今なおその輝きを増しつづける現代の古典『存在と時間』。その新しさのゆえに難解とされてきた、ハイデガーが企図した哲学の革新性とはなにか?西洋近現代哲学研究の泰斗と気鋭の後進が精緻かつ平易に解説する、ハイデガー哲学入門。
目次
第1章 『存在と時間』の基本構想(『存在と時間』の主題設定;『存在と時間』の課題と計画;『存在と時間』の方法態度)
第2章 現存在の予備的な基礎的分析(その1)(現存在分析論の端緒;世界の世界性;世人)
第3章 現存在の予備的な基礎的分析(その2)(内存在そのもの;気遣い;存在と真理)
第4章 現存在と時間性(その1)(現存在の全体存在;現存在の本来的な存在;現損存在の本来的な全体存在と時間性)
第5章 現存在と時間性(その2)(本章の課題と構成;時間性と日常性;時間性と歴史性;時間性と通俗的な時間概念)
著者等紹介
渡邊二郎[ワタナベジロウ]
1931~2008。東京大学文学部哲学科卒業、同大学大学院人文科学研究科哲学専門課程博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授、放送大学名誉教授。日本哲学会で会長を務める。専攻は西洋近現代哲学、現象学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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i-miya
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