出版社内容情報
宇宙と人間を探究した仏教哲学の真髄! 人類に多大な影響を与えてきた密教の根本教義を、斯界の泰斗が代表的な四経典を通して解説。大乗仏教をつきつめた深秘のおしえ
人間と宇宙の一体化 その教義と行法を読む
大乗の教えをつきつめた先に現れる深秘の思想、密教。宇宙の真理と人間存在の真実を追究する、その精髄とはなにか。心のありかたを説く『大日経』住心品、真言宗などで読誦(どくじゅ)される『理趣経』、それらの奥義を理解するための注釈書『大日経疏』と『理趣釈』。詳細な語釈を添え現代語訳を施した密教の代表的経典をとおし、その教義と真髄を明らかにする。
勝上の大乗の句と 心続生の相とは
諸仏の大秘密にして 外道は識る能わず
我れ今悉く開示せん 一心にまさに諦聴すべし
最勝にして無上の偉大な教え〔大乗〕の句と、心の連続のすがたとは、もろもろの仏の大なる秘密であり、仏教以外の者はこれを知ることができない。わたしは今、残らずこれを開き示そう、ひたすらにまさしく明らかに聴くがよい。――<本書「大日経」より>
大日経 住心品
理趣経
大日経疏(抄)
理趣釈
宮坂 宥勝[ミヤサカ ユウショウ]
著・文・その他
内容説明
大乗の教えをつきつめた先に現れる深秘の思想、密教。宇宙の真理と人間存在の真実を追究する、その精髄とはなにか。心のありかたを説く『大日経』住心品、真言宗などで読誦される『理趣経』、それらの奥義を理解するための注釈書『大日経疏』と『理趣釈』。詳細な語釈を添え現代語訳を施した密教の代表的経典をとおし、その教義と真髄を明らかにする。
目次
大日経 住心品
理趣経
大日経疏(抄)(巻第一;巻第二;巻第三)
理趣釈(巻上;巻下)
著者等紹介
宮坂宥勝[ミヤサカユウショウ]
1921~2011。東北大学文学部印度学科卒業、同大学大学院修了。文学博士。専門は密教学。名古屋大学名誉教授、真言宗智山派管長、総本山智積院化主第68世、美術院評議員、岡谷市照光寺長老(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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