出版社内容情報
落語の立役者、武左衛門、焉馬、可楽、正蔵江戸落語はいかにして形成されたのか? 元禄期に誕生するも一旦途絶。「下町派の講頭」烏亭焉馬が主宰する「咄の会」を中心に、落語の輪が益々広がる過程を活写
内容説明
鹿野武左衛門、鳥亭焉馬、三笑亭可楽、林屋正蔵…。江戸落語の立役者たち。元禄期に遡る落語は、始祖武左衛門の流罪で途絶。棟梁にして、熱狂的団十郎贔屓の焉馬が、「咄の会」を運営、中興の祖になるのが百年後。机から高座への移行、短い落とし咄の連結、狂歌との関連、寄席の登場、怪談の導入等々、落語形成過程を克明に活写。
目次
1(鹿野武左衛門;烏亭焉馬)
2(『太平楽巻物』;咄の会)
3(三笑亭可楽;林屋正蔵)
著者等紹介
延広真治[ノブヒロシンジ]
1939年生まれ。東京大学国語国文学科卒業。同大学院博士課程満期退学。東京大学名誉教授。専門は、舌耕文芸(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 「文豪」がよくわかる本