出版社内容情報
人類はなぜベースボールを友とするのか。 ボールを投げて、打つ。この遊びがやがてルールをまといはじめる。たかだか19世紀のことである。スポーツの本質を、詩人の感性で調べ尽くした快著!
内容説明
百年以上も前に、ピラミッドをバックネット代りに試合をしたアルバート・スポルディングの世界一周興行。塁間九十フィートを決めたアレグザンダー・カートライト。その距離が、盗塁や併殺のクロスプレイをうみだしてきた…。ベースボールの起源をたどり、詩との同一性を見出す鮮烈な名篇。
目次
第1章 スポルディングの不埓な遠征
第2章 ホイットマンの白球礼讃
第3章 古代エジプト起源説
第4章 クーパースタウン神話への旅
第5章 失われた野球場を求めて
第6章 ダイアモンドと無限
第7章 短詩型プレイヤー正岡子規
第8章 アメリカ現代詩の豪打と美技
第9章 魂のペッパーゲーム
著者等紹介
平出隆[ヒライデタカシ]
1950年、福岡県生まれ。一橋大学卒。現在、多摩美術大学教授。詩人・作家・批評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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