講談社学術文庫<br> ことばの重み―鴎外の謎を解く漢語

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講談社学術文庫
ことばの重み―鴎外の謎を解く漢語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 281p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062920391
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

文豪・鴎外の漢詩文は正しく読まれてきたか鴎外の作品に現れる数々の漢語。その一語一語の性格を見極め、日本と中国にわたる、そして近代から古代へと遡ることばの履歴を追究、知られざる文豪の実像を追う

目次

第1 「赤野」―『航西日記』にみる鴎外の“剽窃”
第2 「望断」―それは誤読の発見に始まった
第3 「繁華」―青森の花柳の巷はいつ焼けたか
第4 「青一髪」―東の詩人頼山陽と西のワーグナー楽劇
第5 「易北」―『独逸日記』、魂飛ぶ先の女性たち
第6 「妃嬪」―ベルリン七首と碧灯車上の客
第7 「涙門」―舞姫エリス、『還東日乗』の虚実像
第8 「葫蘆」―わたしを悩ませた『小倉日記』の語群
第9 「舂く」―『うた日記』のあや 万葉語と漢詩語
第10 「暗愁」―大正天皇詩集とハルピン駅頭の伊藤博文
第11 「今夕」―ことばは揺れる 失われた明治の詩嚢

著者等紹介

小島憲之[コジマノリユキ]
1913~1998。京都帝国大学文学部卒業。大阪市立大学教授を務めたのち、大阪市立大学名誉教授。国文学者。専攻は上代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そーうん

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漢文学の作品読解とは、とにかく用例を積み上げていく作業なのだが、この書に示される作者の執念は半端ではない。電子検索以降の人間として、ただただ敬服するばかり。要所要所で挿入される作者の体験談・昔語りがいい感じのクッションになっていて読みやすい。2019/01/10

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