講談社学術文庫<br> アリストテレス「哲学のすすめ」―大文字版

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講談社学術文庫
アリストテレス「哲学のすすめ」―大文字版

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062920353
  • NDC分類 131.4
  • Cコード C0110

出版社内容情報

哲学とはなにか、なぜ哲学をするのか
古代社会で広く知られた「公開的著作」を完全復元“万学の祖”の哲学が蘇る

哲学とはなにか、なぜ哲学をするのか――。ソクラテス、プラトンとともに“西洋最大の哲学者”と称されるアリストテレス。断片として今に伝わる彼の十九篇の「公開的著作」のうち唯一ほぼ復元された、哲学的に重要な著作を訳出、理解を確かなものとする解説を付す。一般庶民に向けて綴られ、古代社会で広く読まれた、万学の祖による哲学入門が蘇る。

「最も生きていること」「完全に生きること」こそアリストテレスの説く理知の生なのである。『哲学のすすめ』の最終章の末尾でじっさい彼はこのように語っている。
――だから、それを為すことのできる人は誰もが哲学しなければならない。じっさい哲学することは、完全によく生きることであり、あるいは端的に言って、われわれの魂における、[よく生きることの]最大の原因であるのだ。――<本書「解説」より>


第一章(6)
第二章(7)
第三章(8)
第四章(9)
第五章(10)
第六章(11)
第七章(12)


廣川 洋一[ヒロカワ ヨウイチ]
解説/翻訳

内容説明

哲学とはなにか、なぜ哲学をするのか―。ソクラテス、プラトンとともに“西洋最大の哲学者”と称されるアリストテレス。断片として今に伝わる彼の十九篇の「公開的著作」のうち唯一ほぼ復元された、哲学的に重要な著作を訳出、理解を確かなものとする解説を付す。一般庶民に向けて綴られ、古代社会で広く読まれた、万学の祖による哲学入門が蘇る。

著者等紹介

廣川洋一[ヒロカワヨウイチ]
1936年、新潟県生まれ。東京教育大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

32
人間はなぜを死を恐れるのか。それは知らないことを恐れるからである。つまり死を恐れるということは無知を恐れることに他ならない。無知を恐れるということは、知識を求めているとも言える。したがって、人間の根本には知的欲求が存在するのである。また、アリストテレスは卓越したものが劣ったものを支配するのは当然だとし、体よりも魂の方が優れている、支配性を備えているのだから魂の中でも最も優れている理知こそが最高目的であると結論づける。 話は変わるが自分の意見によって評価をしないといけないと主張している点も重要だ。2025/11/13

Gokkey

13
平易な言葉で綴られるアリストテレス版の「学問のすすめ」といった内容。深い洞察力で手当たり次第考察の対象にしたアリストテレスがこのような一般向け啓蒙書を書いた理由は何だったのだろうか。三段論法で哲学することのイミを民衆に懇切丁寧に説く様が目に浮かぶ。そして「目的を持つ事は幸福である」。この言葉が一番印象に残った。目的論的な視点から人間以外の生き物の観察を続けたアリストテレスが生き物を通して何を知りたかったのか、そんな思いを馳せて読了した。2020/06/09

buuupuuu

10
哲学することを幸福という観点から勧めている。理性を用い善を観照することは、人間という存在が目的とするところであり、楽しく、また副次的に様々な卓越性を授けてくれるという。現代の哲学入門のように学問を紹介するものではなく、魂に配慮することを勧めたソクラテスの問答のように生き方を勧めるものだと言える。この本はプロトレプティコスという伝統に棹さすものだという。キケロを通じてアウグスティヌスにも影響を与えた。3章で人間的な事柄の空しさと対比する形で理知が擁護されるところなどアウグスティヌスのようだと感じた。2021/10/19

pino

5
書物って凄い。アリストテレスさんという紀元前の人に出会えてしまう面白さ。題名の通り延々と「哲学しようよ、理知って最高、それこそ幸福!」って述べられている。疲れた。色々知って、考えて、最善を見極め行動せよってこと。善く生きることは楽しいけど、独りよがりと背中合わせだってこと、肝に命じていたい。2019/03/10

刳森伸一

5
アリストテレスによる一般向け書物。まさに「哲学のすすめ」という内容で、哲学を学ぶことの重要性と有用性を平易な言葉で説明する。アリストテレスの本を読むときに多かれ少なかれうんざりすると思われる長ったらしい分類がないだけでも素晴らしい。2016/11/02

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