講談社学術文庫<br> アリストテレス「哲学のすすめ」―大文字版

個数:
  • ポイントキャンペーン

講談社学術文庫
アリストテレス「哲学のすすめ」―大文字版

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 00時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062920353
  • NDC分類 131.4
  • Cコード C0110

出版社内容情報

哲学とはなにか、なぜ哲学をするのか
古代社会で広く知られた「公開的著作」を完全復元“万学の祖”の哲学が蘇る

哲学とはなにか、なぜ哲学をするのか――。ソクラテス、プラトンとともに“西洋最大の哲学者”と称されるアリストテレス。断片として今に伝わる彼の十九篇の「公開的著作」のうち唯一ほぼ復元された、哲学的に重要な著作を訳出、理解を確かなものとする解説を付す。一般庶民に向けて綴られ、古代社会で広く読まれた、万学の祖による哲学入門が蘇る。

「最も生きていること」「完全に生きること」こそアリストテレスの説く理知の生なのである。『哲学のすすめ』の最終章の末尾でじっさい彼はこのように語っている。
――だから、それを為すことのできる人は誰もが哲学しなければならない。じっさい哲学することは、完全によく生きることであり、あるいは端的に言って、われわれの魂における、[よく生きることの]最大の原因であるのだ。――<本書「解説」より>


第一章(6)
第二章(7)
第三章(8)
第四章(9)
第五章(10)
第六章(11)
第七章(12)


廣川 洋一[ヒロカワ ヨウイチ]
解説/翻訳

内容説明

哲学とはなにか、なぜ哲学をするのか―。ソクラテス、プラトンとともに“西洋最大の哲学者”と称されるアリストテレス。断片として今に伝わる彼の十九篇の「公開的著作」のうち唯一ほぼ復元された、哲学的に重要な著作を訳出、理解を確かなものとする解説を付す。一般庶民に向けて綴られ、古代社会で広く読まれた、万学の祖による哲学入門が蘇る。

著者等紹介

廣川洋一[ヒロカワヨウイチ]
1936年、新潟県生まれ。東京教育大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gokkey

13
平易な言葉で綴られるアリストテレス版の「学問のすすめ」といった内容。深い洞察力で手当たり次第考察の対象にしたアリストテレスがこのような一般向け啓蒙書を書いた理由は何だったのだろうか。三段論法で哲学することのイミを民衆に懇切丁寧に説く様が目に浮かぶ。そして「目的を持つ事は幸福である」。この言葉が一番印象に残った。目的論的な視点から人間以外の生き物の観察を続けたアリストテレスが生き物を通して何を知りたかったのか、そんな思いを馳せて読了した。2020/06/09

buuupuuu

10
哲学することを幸福という観点から勧めている。理性を用い善を観照することは、人間という存在が目的とするところであり、楽しく、また副次的に様々な卓越性を授けてくれるという。現代の哲学入門のように学問を紹介するものではなく、魂に配慮することを勧めたソクラテスの問答のように生き方を勧めるものだと言える。この本はプロトレプティコスという伝統に棹さすものだという。キケロを通じてアウグスティヌスにも影響を与えた。3章で人間的な事柄の空しさと対比する形で理知が擁護されるところなどアウグスティヌスのようだと感じた。2021/10/19

pino

5
書物って凄い。アリストテレスさんという紀元前の人に出会えてしまう面白さ。題名の通り延々と「哲学しようよ、理知って最高、それこそ幸福!」って述べられている。疲れた。色々知って、考えて、最善を見極め行動せよってこと。善く生きることは楽しいけど、独りよがりと背中合わせだってこと、肝に命じていたい。2019/03/10

刳森伸一

5
アリストテレスによる一般向け書物。まさに「哲学のすすめ」という内容で、哲学を学ぶことの重要性と有用性を平易な言葉で説明する。アリストテレスの本を読むときに多かれ少なかれうんざりすると思われる長ったらしい分類がないだけでも素晴らしい。2016/11/02

ゲニウスロキ皇子

4
アリストテレスによる哲学への手引き。読んでいると勇気をもらえる。哲学が、「わかんねえよ」という奴には「簡単だよ、このだらず」と諭し、「役に立たねえよ」という奴には「物事の原理がわかんねえと正しい行動ができないぜ、阿呆」と一蹴し、「つまんねえよ」という奴には「快楽の極みだ、馬鹿野郎」と論破している。よって我々は哲学をすることにより、善く生きるべきである。と、アリストテレス先生はお得意の三段論法を駆使して、我々に熱く語りかけくれる。この言葉に耳を傾けずしてどうする!2013/01/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2896583
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。