出版社内容情報
「規律」と「自律」を子どもにどう教えるか──。科学としての社会学を確立したデュルケムによる道徳教育研究の不朽の古典。「規律」と「自律」を子どもにどう教えるか
科学としての社会学を確立した著者が道徳教育の理論と実践を論じた古典
宗教に依拠せず、自律した個人を確立する道徳教育とは――。『自殺論』『社会分業論』で実証的社会学を創設したデュルケムは、「規律の精神」と「社会集団への愛着」こそが道徳性の主要な要素であると説く。学級と教師の役割、体罰の禁止、科学教育の必要性など、現在の「教育問題」になお力強い方向性を与える、20世紀初頭のソルボンヌでの講義録。
※本書は、1964年に明治図書出版より刊行された『道徳教育論』1、2を、文庫化にあたり1冊にまとめたものです。
開講講演 教育学と社会学
第1部 道徳性の諸要素
道徳性の第1要素――規律の精神/道徳性の第2要素――社会集団への愛着/2つの要素の関係と統一性/道徳性の第3要素――意志の自律性
第2部 道徳性の諸要素を子どもの内部に確立する方法
その1 規律の精神
規律と子どもの心理/学校の規律/学校における罰と褒賞
その2 社会集団への愛着
子どもの愛他主義/学校環境の影響/科学教育/芸術的陶冶と歴史教育
エミール・デュルケム[エミール デュルケム]
著・文・その他
麻生 誠[アソウ マコト]
翻訳
山村 健[ヤマムラ タケシ]
翻訳
内容説明
宗教に依拠せず、自律した個人を確立する道徳教育とは―。『自殺論』『社会分業論』で実証的社会学を創設したデュルケムは、「規律の精神」と「社会集団への愛着」こそが道徳性の主要な要素であると説く。学級と教師の役割、体罰の禁止、科学教育の必要性など、現在の「教育問題」になお力強い方向性を与える、二十世紀初頭のソルボンヌでの講義録。
目次
第1部 道徳性の諸要素(道徳性の第一要素―規律の精神;道徳性の第二要素―社会集団への愛着;二つの要素の関係と統一性;道徳性の二要素に関する結論と道徳性の第三要素―意志の自律性)
第2部 道徳性の諸要素を子どもの内部に確立する方法(規律の精神;社会集団への愛着)
著者等紹介
デュルケム,エミール[デュルケム,エミール][Durkheim,´Emile]
1858年生まれ。フランスの代表的な社会学者。1917年没
麻生誠[アソウマコト]
1932年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。大阪大学名誉教授、放送大学名誉教授
山村健[ヤマムラタケシ]
1933年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。山村学園短期大学名誉教授・名誉学長。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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