講談社学術文庫<br> ゾロアスター教―三五〇〇年の歴史

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講談社学術文庫
ゾロアスター教―三五〇〇年の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919807
  • NDC分類 168.9
  • Cコード C0114

出版社内容情報



メアリー・ボイス[メアリー ボイス]
著・文・その他

山本 由美子[ヤマモト ユミコ]
翻訳

内容説明

三五〇〇年前、啓示による人類最古の宗教が中央アジアに誕生した。ゾロアスター教である。至高の創造主アフラ・マズダーを崇拝、火と水の祭儀、善悪二元論、救世主信仰を特徴とする。その思想は、キリスト教、イスラム教、仏教へと流れ込んだ。謎に満ちたゾロアスター教を、その誕生から現代インドに残るパールシーまで包括的に論じた格好の入門書。

目次

ゾロアスター教の背景
ゾロアスターとその教え
マズダー礼拝の確立
記録のない数世紀
アケメネス朝時代
セレウコス朝とアルサケス朝時代
サーサーン朝初期
サーサーン朝中期
サーサーン朝後期
カリフの時代
イル汗国―ラージャとスルタンの時代
サファビー朝とムガル朝時代
カージャール朝とイギリス支配の時代
二十世紀の状況〕

著者等紹介

ボイス,メアリー[ボイス,メアリー][Boyce,Mary]
1920年生まれ。イラン語ならびにゾロアスター教を専門とする英国人学者。ロンドン大学ハロウェイ・カレッジ、SOASにて学び、ケンブリッジ大学より東洋学で博士号を取得。後にロンドン大学で教鞭を執る。ゾロアスター教関連の著作が多数ある。2006年没

山本由美子[ヤマモトユミコ]
東京大学文学部東洋史学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程修了。ロンドン大学でメアリー・ボイスに師事。現在、川村学園女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

76
世界最古の宗教ということで、世界哲学史の第2巻でこの宗教とマニ教が解説されていて、たまたまこの本を手に入れていたので読んでみました。昔世界史で習って拝火教ということで火をあがめているということだけ覚えていたのですが、もう少しその教義など詳しいことがわかりました。またペルシャ朝ではかなり敷衍していたことも理解できました。2025/05/31

テツ

21
古今東西の人間が信じたもの。信仰のメカニズムや成り立ち、そして歴史について知ることが昔から好きで好きで堪らない。好みの問題でしかないのだけれどゾロアスター教のように善神と悪神が拮抗して争う善悪二元論を根底にもつ信仰及びそれにより培われる世界観の方が一神教の人間がもつ世界観よりも好みだな。合理的且つ無理なく人間という存在を受け入れている感じが穏やかで。少しずつ政治的な背景により形を変えていくのはどんな宗教団体も変わりませんね。わかりやすく読みやすく勉強になりました。2017/04/24

びっぐすとん

16
図書館本。シルクロード絡みで。強力過ぎる睡眠薬だった。字が小さく、読みにくい長いカタカナの人名、教義に冗談ではなく目が回って船酔いみたいになって眠ること数夜。ギブアップ。ゾロアスターって石器時代の人なんだね。衝撃。当然文字はなく、長くその教えや儀式は口伝で伝えられ、文字の時代にようやく聖典『アヴェスタ』が完成。ペルシアの3王朝でも信仰され、今も僅かながら信者がいる。文字発明後の宗教と違い、生存環境厳しい石器時代を生き抜く為に生まれた宗教は生命に欠かせない火と水と大地を尊び、利にかなっている。ペルシアの歴史2021/04/24

N島

16
世界最古の一神教であるゾロアスター教の誕生から今日までの足跡を、出来るだけ正確に辿った労作。誕生の地イランと第二の繁栄の地インドに焦点を絞り、ゾロアスター教の栄枯盛衰を物語る本書は、とかくオカルティズムに毒されがちな神秘的な教義を、その根本思想から丁寧に再構築していくことに傾注しているように感じられた。ゾロアスター教について正確な知識を得たいなら、先ずは本書を手に取るべきと思い至った次第。2017/07/21

karatte

14
古書店にて購入。本書が他の類似書籍と一線を画しているのは、教義や祭礼、教祖ゾロアスターの生涯のみならず、中世から近現代パールシーに至るまでの教徒や祭儀の変遷を丹念に追っている点だろう。歴史の教科書には〈拝火教〉の異名も併載されているが、実際にそう呼ばれるようになったのは寺院の火が確立されたアケメネス朝時代以降のことであるらしい。また、ゲーム『エメラルド・ドラゴン』をプレイ済みであれば、本書の随所に元ネタを見つけることが出来るだろう。世界最古の宗教と目されるゾロアスター教を俯瞰できる格好の入門書。2016/04/15

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