内容説明
地球の誕生から四六億年、動物の登場から六億年。じつに多様な「形」をもって地球上に発生した動物たちは、厳しい環境変化の中で淘汰され、またあるものは適応・進化し、今なお地球上に生き続ける。彼らの生存と滅亡を分けたものとは何か。九十余点のイラストをまじえ、航空工学の権威が動物の構造と機能を独自の視点から解明する異色の「進化論」。
目次
生命のあけぼの
防衛力のない三葉虫の悲哀
奇怪な形の魚は長生きしない
まず節足動物が海から上陸
沈滞期に登場した原始爬虫類
大きいことが幸いした恐竜
海と空に進出を図った爬虫類
多様化の時代だったジュラ紀
災いに転じた水陸両用の巨体
生き残るのに必要な防衛戦略
花の白亜紀にのさばる暴君竜
不思議な角は情報収集用?
スピードで生き残った角竜
役者不足だった哺乳類の幕開け
飛ばない怪鳥の一時の栄華
海に生活圏を求めたクジラ
危うく絶滅を免れた爬虫類
氷河期に耐えたマンモスたち
巨大な角をもてあましたシカ
サルらしさをめざした哺乳類
平たい顔で正確な距離測定
平原に展開した類人猿たち
器用さを見せたエレクツス
原人から現代人への胎動
人類の新しい未来を求めて
著者等紹介
佐貫亦男[サヌキマタオ]
1908~1997。東京帝国大学工学部航空学科卒業。東京大学教授。日本大学教授を務め、航空宇宙評論家、エッセイストとしても知られる。専攻は航空宇宙工学
木村しゅうじ[キムラシュウジ]
1930年生まれ。旧制松山中学卒業。イラストレーター。哺乳動物学会、日本漫画家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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