講談社学術文庫<br> 世界大恐慌―1929年に何がおこったか

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講談社学術文庫
世界大恐慌―1929年に何がおこったか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919357
  • NDC分類 337.99
  • Cコード C0133

出版社内容情報

株価暴落、銀行倒産六千件、失業者千万人……。当時の新聞記事や証言から、庶民の目に映った大恐慌期の米国を再現。我々は、あの〈暗黒の木曜日〉に何を学ぶか 株価は七分の一に暴落、銀行倒産六千件、失業者千万人……。難解な専門用語や数式を用いず、当時の新聞記事や証言から、庶民の目に映った大恐慌期の米国を再現。

プロローグ 大恐慌はくりかえされるか
第一章 暗黒の木曜日
第二章 市民たちの大恐慌
第三章 市場崩壊のメカニズム
第四章 ニューディールの景気政策
第五章 ケインズ理論への道
エピローグ 一九二九年大恐慌のアメリカと二一世紀の日本
あとがき
参考文献


秋元 英一[アキモト エイイチ]
著・文・その他

内容説明

一九二九年十月二十四日、突如、大暴落したニューヨーク株式市場。ここに世界を巻きこむ大恐慌は始まった。株価は七分の一に下落、銀行倒産六千件、失業者一千万人―。難解な専門用語や数式を用いず、当時の新聞記事や証言から、庶民の目に映った経済破綻と数々の経済政策を活写。混沌の坩堝にあった大恐慌期の米国に、現代を生きる我々は何を学ぶか。

目次

プロローグ 大恐慌はくりかえされるか
第1章 暗黒の木曜日
第2章 市民たちの大恐慌
第3章 市場崩壊のメカニズム
第4章 ニューディールの景気政策
第5章 ケインズ理論への道
エピローグ 一九二九年大恐慌のアメリカと二一世紀の日本

著者等紹介

秋元英一[アキモトエイイチ]
1943年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学大学院博士課程修了。千葉大学法学部教授を経て、千葉大学名誉教授、帝京平成大学教授。経済学博士。専攻はアメリカ経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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k5

79
余ったリンゴを買い取って6000人の失業者がそれを売る姿や、既婚女性が優先的にリストラされるなど、リアルな現実描写の後なので、ローズベルトの「恐るべきは恐怖そのものです」という演説が響きますね。マネしてた人最近いましたけど。。。また法人や企業、高額納税者に厳しい増税が民間投資の削減につながり、景気回復効果を下げてしまった、という指摘は注目すべきでしょう。2020/08/27

姉勤

39
第一次と第二次大戦の間に挟まれた世界大恐慌。発生した原因と各国、特にアメリカの経済と社会を中心に、欧州と日本の1920〜30年代の政策、対策をみる。約百年前のため、金兌換制だったり、現代と色々とシステムが異なるため単純な投射はできないが、心理や因果律のような方程式が垣間見える気がする。特に恐慌時のような事態においても、財政規律や緊縮は成功した試しが少なく、それを盲信する現代の本邦の財務省は、戦中の大本営にも似た愚策を盲信する気触れの集団にも思える。経済は理系であり、その視点がないと歴史観が歪むと再認識。2024/01/11

かんやん

35
大恐慌の原因、推移、対策を網羅的に分析。「遠からずしてこの国から貧困が消え去るだろう」というフーヴァーの演説の正に翌年。拡大する生産に消費が追いつかない(賃金が伸びない、消費飽和)上に、金(きん)の不足と食糧自給率の上昇により物価は下落、株式市場の過熱を抑えるための金融引き締めにより公共投資が滞り、債務が増大。又、米では金融の歴史が浅く監督や補助が至らなかった。ニューディール政策では、減反・政府主導の下での不況カルテルである全国産業再建法(後に違憲判決)、労働者の権利の保護など(購買力増大のため)。2022/06/25

takam

22
リーマンショックやコロナウイルスについて世界恐慌の再来とか軽々しく言う人が多いが、世界恐慌の状況は現在とかなり異なる。ケインズ経済学も産声を上げたばかりであり、現代ほど経済学は成熟していなかった。各国政府は強調せず恐慌から抜け出そうとしていたし、ニューディールも一時は失敗しそうになっている。この恐慌での人類の学びは供給ではなく需要や消費が無ければ、市場は失敗することであろう。政策のほとんどの目的が需要喚起であった。人類の賢さに賭けている私としては、コロナウイルスで恐慌レベルの不景気にならないと確信している2020/03/16

masabi

20
【概要】世界恐慌の経緯と日米の経済政策を解説する。【感想】新型コロナによる状況からの連想で手に取った。前史には住宅価格の上昇、株式投資の過熱、割賦販売の普及と聞き覚えのある経緯が綴られる。株価の暴落後に銀行の倒産、失業が相次ぎ、空腹で失神する者が頻出するなど当時の米国民の過酷な状況が描かれる。株価の暴落が一度に起きるのでなく数年かけて数度の下落があったことは覚えておきたい。また、暴落初期の対応のまずさが危機を拡大した点も同様だ。2020/03/27

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