講談社学術文庫<br> 日米開戦への道〈下〉避戦への九つの選択肢

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講談社学術文庫
日米開戦への道〈下〉避戦への九つの選択肢

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  • サイズ 文庫判/ページ数 406p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919296
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0121

内容説明

日本軍の南部仏印進駐によって緊張が高まる日米関係。対日資産凍結などを決定する一方仏印中立化を提案するルーズベルトに日本はどう対応したのか。石油禁輸の制裁を受けながらも日本側が提出した中立化拒否の回答は、太平洋の悲劇へのポイント・オブ・ノーリターンであった。ほかにハル・ノート受領後の交渉など避戦への「あり得た選択肢」を探る。

目次

6 日米開戦は避けられなかったか(仏印中立化提案と幻の首脳会談;日米交渉の行き詰まりと近衛退陣;東条内閣と日米交渉;暫定協定案とハル・ノート;日本の開戦決定;日米開戦と昭和天皇;結論;歴史における他の選択肢について)

著者等紹介

大杉一雄[オオスギカズオ]
1925年、北海道生まれ。1952年、東京大学経済学部経済学科卒業。日本開発銀行(現日本政策投資銀行)に勤務し(この間アジア経済研究所に出向)、現在、現代史研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

5
下巻は仏印中立化提案から幻の首脳会談、近衛退陣から東条内閣と日米交渉、暫定協定案、ハル・ノートを経て開戦へと進む過程が丹念に辿られ、無謀な日米開戦ヘ突き進みます。(近衛がテロ対策として血盟団の井上日召をボディガードにしていたのはドン引きでしたが(^^;;。) 最後に著者は論点を二つに絞ります。一つは昭和天皇は憲法上、君主として開戦案を拒否できなかったのかどうか。二つには拒否した場合、クーデターは避けることができなかったのかどうか(p299)。ここで展開される考察はなかなか興味深いものがありました。2015/07/31

大道寺

2
下巻は1941年後半の日米交渉が中心に扱われる。こういう大変な責任を負う仕事はしたくないねと思った。私だったら米国に勝てるわけないでしょって身内には愚痴りながら公式の場では色々面倒くさくなって開戦了承しちゃうと思うので。そういう方向から見て、無責任とか一貫性がないとか言われてる指導者たちに「わかるわー」とちょっと共感しながら読んでたところはある。2022/08/12

スイカマル

1
難解。とりあえず読み進めたが、時間がかかりすぎて前後がぐちゃぐちゃになった。全く理解できていない。2014/09/01

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