講談社学術文庫<br> 政党政治と天皇―日本の歴史〈22〉

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政党政治と天皇―日本の歴史〈22〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919227
  • NDC分類 210.69
  • Cコード C0121

出版社内容情報

明治天皇崩御から五・一五事件へ――
近代日本の君主制はなぜ崩壊に至ったか?

張作霖爆殺事件後、昭和天皇はなぜ田中義一首相を問責したか――。東アジアをめぐる国際環境のうねりのなか、変容していく近代日本の君主制。「天皇の政治関与」の理想と危うさとは。のびやかな大正時代が閉塞の昭和を迎える過程で、庶民は何を感じ、どう行動したか。明治天皇崩御から五・一五事件による政党政治の崩壊までを、斬新な視角で活写する。

序章 一九二九年六月二十七日
第1章 大正政変
第2章 第一次世界大戦と日本の跳躍
第3章 原敬首相の信念――「秩序」の再生と漸進的改革
第4章 天皇と立憲君主制
第5章 改革のうねり――国際協調とデモクラシー
第6章 護憲三派内閣
第7章 北伐と御大礼
第8章 世界恐慌と立憲君主制の危機
終章 庶民文化と天皇


伊藤 之雄[イトウ ユキオ]
著・文・その他

内容説明

張作霖爆殺事件後、昭和天皇はなぜ田中義一首相を問責したか―。東アジアをめぐる国際環境のうねりのなか、変容していく近代日本の君主制。「天皇の政治関与」の理想と危うさとは。のびやかな大正時代が閉塞の昭和を迎える過程で、庶民は何を感じ、どう行動したか。明治天皇崩御から五・一五事件による政党政治の崩壊までを、斬新な視角で活写する。

目次

序章 一九二九年六月二十七日
第1章 大正政変
第2章 第一次世界大戦と日本の跳躍
第3章 原敬首相の信念―「秩序」の再生と漸進的改革
第4章 天皇と立憲君主制
第5章 改革のうねり―国際協調とデモクラシー
第6章 護憲三派内閣
第7章 北伐と御大礼
第8章 世界恐慌と立憲君主制の危機
終章 庶民文化と天皇

著者等紹介

伊藤之雄[イトウユキオ]
1952年福井県生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大学大学院文学研究科修了、博士(文学)。名古屋大学文学部助教授等を経て、京都大学大学院法学研究科教授。1995~97年、ハーヴァード大学イェンチン研究所・同ライシャワー日本研究所で研究。専攻は近・現代日本政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

98
伊藤先生による日本の歴史の1冊で満州事変などの時代をかなりな資料を読み込んで書かれています。軍部とくに陸軍が昭和天皇に対してあまり敬意を払っていなかった、ということがよくわかりそれを天皇も感じて、田中義一に対する対応になったというのがよくわかります。また政党政治がこの頃から実体を持ち始めたもののまだまだ陸軍が強かったということなのでしょう。2017/10/03

coolflat

13
88頁。西原借款の目的は日本が第一次大戦中に獲得した膨大な外資を財政難に陥っていた段政権に貸し付けることによって、日本が中国をコントロールしようというものであった。従って日本は事業の見通しに関する十分な評価や確固とした担保もなく、膨大な金を中国に注ぎ込んだ。段政権はこれらのを多くを借款の名目とは無関係に南方の反対派鎮圧など政権維持のために使った。このため一億二千万円(約83%)がこげつきとなり、利子も含めて整理されないまま十数年が経過し満州事変に至る。西原借款は殆ど何の成果も上げずに多額の国庫負担を招いた2024/02/04

かんがく

13
大正政変から満州事変までを扱っており、他の本などでも勉強しているため既知の内容が多い。ただ、タイトルにあるように天皇をフィーチャーしており、特に影の薄いイメージのある大正天皇に頁を割いているのは面白い。イギリスとの立憲君主制の比較もされている。そして、その天皇に対置するようにジャーナリズム、スポーツ、労働運動などの庶民たちについても触れていて記述に深みが出ている。2019/04/21

sibasiba

11
軍部が昭和天皇に不信感を抱いていたとか全く知らなくて驚いた。「今の陛下は凡庸で困る」なんて発言があったなんて。こうした雰囲気の中陸軍に対する遠慮なのか満洲事変の拡大を防ぐ積極的な介入をしなかった。明治天皇神格化が進行しそれと昭和天皇が比べられたり弟の秩父宮には何事も及ばないと言われたり同情してしまった。2013/12/05

kenitirokikuti

9
図書館で拾い読み。より専門的な『伊藤博文をめぐる日韓関係』を先に取った。本著だけでなく他の単行本にも近年の研究動向がまとめてあり、とてもためになった。著者は(昭和)天皇の戦争責任論を検証している。帝国憲法下の大臣選びは現在とは異なる。戦後が長くなったのでそのことを忘れていたことに気づかされた。大正天皇が健康を損ねて早逝したため、憲政を円滑に進めるための慣行が途切れてしまったのだ、ということになるようだ。君主の統治行為つうのは個別に見る必要がある。「君臨すれども統治せず」は事実ではない。2019/03/04

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