講談社学術文庫<br> 成熟する江戸―日本の歴史〈17〉

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講談社学術文庫
成熟する江戸―日本の歴史〈17〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 399p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062919173
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

路地裏の細密画が語る「小さな」歴史
十八世紀、社会的成熟をとげた「江戸」。それは豪商などが君臨する上層から貧しい乞{こつ}食{じき}=勧進層や芸能者が身分的周縁を形作った最下層まで、様々な階層が溶け合う小宇宙たる大都市だった。
そのさまを現代に伝える絢爛絵巻の内実とは何か。また、人々の営みやネットワークとはどのようなものか。前近代の達成である成熟の諸相をミクロの視点から描き出す。

吉田 伸之[ヨシダ ノブユキ]
著・文・その他

内容説明

十八世紀、社会的成熟をとげた「江戸」。それは豪商などが君臨する上層から貧しい乞食=勧進層や芸能者が身分的周縁を形作った最下層まで、様々な階層が溶け合う小宇宙たる大都市だった。そのさまを現代に伝える絢爛絵巻の内実とは何か。また、人々の営みやネットワークとはどのようなものか。前近代の達成である成熟の諸相をミクロの視点から描き出す。

目次

第1章 十八世紀、通史から全体史へ(通史と全体史;十八世紀の政治過程;秩序構造―支配身分;秩序構造―民間社会;『熙代勝覧』の世界)
第2章 社会的権力―豪商と町(「社会的権力」とは何か;超大店・三井越後屋;町と大店―京都冷泉町)
第3章 身分的周縁―勧進と芸能(近世社会を構成する「身分的周縁」;願人坊主―僧侶か乞食か;乞胸―特異な芸能者集団)
第4章 市場に集う人々(商人と市場社会;青物市場と薩摩芋;魚市場内部を探る)
第5章 江戸の小宇宙(広場と境内;八世紀社会の達成と歴史の「最深宇宙像」)

著者等紹介

吉田伸之[ヨシダノブユキ]
1947年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

99
この江戸時代の本はかなり変わっている感じでした。皆さんもそのような感じを受けて通史としてみるとどうなのか、ということが書かれています。私は通史的なものはほかの歴史全集(中央公論社、小学館など)で読んでいるのでかなり面白く読ませてもらいました。庶民の生活にかかわることなどが多く、網野善彦先生の本を読んでいる感じでした。2017/08/23

k5

60
江戸のお勉強シリーズ、として読むには手強い本だった。いや、こういう叢書だと通史を期待しますやん。でも、著者は通史を否定しているという。しかし、町、豪商、芸能含めた身分的周縁、市場などの社会の様子がものすごい解像度で描かれているのは事実。通史読んでからもう一度、読み直してみたいと思います。2022/02/02

優希

48
社会的に発展した江戸の歴史が語られています。社会史で点在的に描かれるので少し分かりにくかったのが正直なところです。2022/06/13

coolflat

16
こっちは通史が読みたくてこのシリーズを読んでいるのに、通史の否定とか意味わからん。ほぼ斜め読みだった。17頁。17世紀は、秀吉の朝鮮侵略の後始末と、激動する東アジア情勢に対応することに追われ、同時に地球規模で一体化し始めた世界史に組み込まれる中で「鎖国」という政策を固めていく過程であった。しかし三藩の乱が1681年に平定されると、東アジアをめぐる国際情勢は一転して静謐となった。そして清はそれまでの貿易封鎖政策を停止し、積極的な海外交易策を推進し始めた。日本の金銀貨を求めて活発な公益活動を繰り広げたのである2023/08/24

13
通史を書くシリーズでなぜこの著者に任せた……。通史的な記述はものの10ページ程度で終わって、あとは自分の研究に基づく江戸時代の一般民衆や被差別階級の社会史。社会史をやるなということではないが、その社会構造がどうしてできたのか、その形成過程が前後の歴史とどう関連していて、どう位置づけられるのかという通史に求める部分がなく、ずーっとミクロな事象が羅列されている。ひとつひとつの話題は庶民の息遣いが伝わってきて面白いのだけど、読み進めるのにだいぶ苦労したし、このシリーズでやらなくても……というのが正直な感想。2015/07/01

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